阿久津 が接点として浮上しました。
しかし、物語の展開には、あまり影響はありませんでした。
そして、三輪の娘・優月が誘拐された前回。今回は、交渉日からの話しです。
マイファミリー第5話のネタバレ&考察です。以下、ネタバレがあります。
当日のそれぞれ
三輪
優月が誘拐されてから36時間経過。まだ犯人との交渉時間より2時間ほど前です。
優月の母で、離婚した三輪の元妻の家で、三輪はアルバムを見ています。
第1話で子供服を2着買っていたのは、やはり娘の優月へのプレゼントでした。
そして、そのドレス2着を着て写真を撮っていました。そんな三輪の行動が不服な元妻・沙月。
「余計なことしないで、あなた他人なんだから」
すっかり三輪とは距離を置いている沙月でした。
東堂
温人と合流するために、東堂は自分の事務所を出ました。
しかし、すぐに尾行に気づきます。尾行していたのは、葛城とその部下でした。
一緒に食事を取りながら、葛城が置かれている状況を説明します。
「もうすぐ俺は、この捜査から外される。上は、心春さん事件を気にしている。
心春さんが誘拐されて5年。犯人を取り逃した失態を報道協定を盾に世の中に隠している。
同一犯を疑って、捜査をしている俺が邪魔なんだ」
何かあったら情報を流すように言う葛城。しかし、東堂は誘拐事件が進行中だとは言えませんでした。
温人
友果を学校の途中まで送って行く温人。
会社の最高執行責任者(COO)の香菜子に電話を入れ、今日の予定のリスケと、その行動が未知留に伝わらないようにお願いしています。
その連絡に、香菜子は不倫や浮気を疑います。否定はしながらも、事件のことは言えない温人は、うやむやにして電話を切りました。
そして、東堂と合流して、三輪の元妻・沙月の家に向かいました。
犯人からの連絡
沙月の行動
温人と東堂が、沙月の家に到着すると、沙月は仕事をしていました。
シングルマザーとして、せっかく得た仕事です。簡単に手放すことができません。
温人はちょっとびっくりしますが、三輪は疑いの目で見ていました。
犯人からの指示
三輪のスマホに連絡が入ります。
「10時に小田原漁港にある提灯灯台石碑に5億円を運んで下さい」
温人の車に沙月、三輪の車に東堂という組み合わせです。
到着すると、犯人が置くだろうスマホを探しますが、スマホは見つかりません。
その時、温人のスマホに着信が入ります。
「40分後、片瀬漁港の白灯台に来てください」
到着後、犯人を捜します。そして、何もしない沙月に舌打ちする三輪の姿がありました。
また、温人のスマホが鳴ります。
「40後、小田原城内銅門広場へきて下さい」
行ったり来たりをさせ、警察の関与がないかを確かめているようです。
そして、到着すると、温人のスマホに連絡が入ります。
温人の時の経緯を知っている三輪は、遠足の場所などを予習をしていました。
それを知ったかはわかりませんが、犯人は意外なことを言いだします。
「今日はここまでにします。取引は明日に延期です。明日13時に連絡します」
狂言誘拐の可能性
憔悴する沙月
しかたなく、帰宅する三輪達。憔悴しきった沙月。
「犯人は出方を伺っているだけです。優月ちゃんは戻ってきます」
そう励ます東堂。三輪は何か思うところがあるようです。
「買い出しに行ってくる」
沙月さんと一緒にいてやれという温人の言葉を振り切って、歩き始める三輪、追いかける温人。
「おい、どこまで行くんだよ」
結構歩いた先のスーパーに三輪は来ていました。
三輪の疑念
「沙月から聞いたんだ。優月はこのスーパーにお使いに行く途中で誘拐されたんだって。
こんな遠い距離、一人で行かせるか?しかも、夕方過ぎで周りは暗かった。
人気の少ない場所も多い。
沙月は今日1回も犯人に話しかけなかった。双眼鏡で犯人を捜そうともしなかった。
おかしいと思わなかったか?
沙月が誰かと協力して、前の事件を真似て狂言誘拐をしたと考えられないか?」
暴露本を読めばマネできるはずだと言う三輪に、温人は言います。
「焦る気持ちはわかるけど、身内は疑うな」
しかし、身内ではないと三輪は言います。そう言いながらも、三輪は沙月を信じたいと言います。
ただ、離婚後何年も離れて生活していて、考えていることがわからなくなっているのです。
友果倒れる
その時、未知留から温人に連絡が入ります。
友果が倒れたと学校から未知留に連絡がきました。理科の授業で部屋を暗闇にした時に発作が起きたようです。
そして、未知留が迎えに行くという連絡でした。それを聞いた三輪は言います。
「行けよ、家族が一番だろう?」
しかし、温人は「いや、今はこっちだ」と言って残ることを伝えました。
三輪の疑念とハウスダスト
その頃、東堂は沙月の家で掃除をしていました。そんなことしなくていいと言う沙月。
しかし、東堂は「居候しているだけというのもアレなんで」と恐縮しています。
ただ、沙月の家は優月が埃が苦手らしく、綺麗にしているようです。
帰ってきた三輪と温人。突然三輪が話し出します。
「警察がいないとわかって、犯人は安心するはずだ。
明日金を渡したら、東堂は尾行して犯人を確認しろ。
尾行したら、優月の監禁居場所を特定できるかもしれないし、犯人の正体を暴ける」
警察がやることを変わらないと詰め寄る沙月。その沙月に
「警察に連絡されたら困るんじゃないのか?
確認しておきたい。これ沙月と誰かが仕掛けた狂言誘拐なんじゃないのか?」
三輪は、優月を一人でお使いに行かせたのがどうしても気になっているようです。
沙月に「お前、何か隠してるんだろう?」と更に問い詰めます。
沙月は泣きながら「最低」とだけ言いました。
沙月の告白
そのやり取りを聞いていた東堂は話し出します。
「俺も娘を誘拐されています。
娘は5年間、誘拐されたままです。
警察内では、妻の狂言誘拐を疑う声がありました。
最初はそれに怒っていました。
だけど、だんだん何か隠しているんじゃないかと考えるようになって、最後は妻を信じられませんでした。
その後、妻は失踪しました。会って謝りたいです」
その告白を聞いて、温人も話し出します。
「三輪はこういうやつですけど、俺なんかよりずっと子供のことを大事に思っています。
でも、今は、不安で心配で、正しい判断ができていないだけなんだと思います」
そうやって二人の言葉を聞いて、正直に話だす沙月。
「お小遣いだよ。あの子がお使いに行ったのはお小遣いが欲しかったからだよ。
あの子は、パパへのプレゼント代を貯めるために、いろんなお手伝いをしてくれてたの。
優月はあなたのことが大好きなのよ。
それを言いたくなかったから、黙ってただけ」
たったこれだけのことで、ボタンは掛け違ってしまうんですね。
疑った三輪は反省し、涙を流していました。
阿久津家
葛城の接触
犯人から連絡がくる日、阿久津の娘・実咲に葛城は接触します。
「友果さんの事件の件で、犯人をどうしても捕まえたいんだ。もしも、実咲さんに事件のことについて何か話してくれたら、ここに連絡下さい」
そう言って、名刺を実咲に握らせ去っていきました。
謝罪と聞きたいこと
阿久津家に捜査一課長と葛城がやってきて、謝罪していました。
「実咲と友果ちゃんは姉妹みたいに仲良しなんです。そんな実咲に密告させるようなことを頼むなんて」
そう言って、実咲の母は怒っています。
謝罪している最中ですが、葛城は違う意図を持って来たようでした。
「阿久津さんにお聞きしたいことがあるのですが」
そう言って話だします。
「1年前阿久津さんは、ハルカナの株を大量に買う契約を結びました。
その後、NEXホールディングスは、ハルカナとの業務提携を発表。
御社の株価が上向きになり、NEXホールディングスの最高経営責任者に登りつめられた。
あなたの出世の切っ掛けが、誘拐事件だったと考えることができる」
そういう葛城に、阿久津は余裕の表情です。
「偶然です。たまたまタイミングが重なっただけ」
実咲と心春
葛城達が帰ろうとしているとき、実咲が二階から降りてきました。
何か言いたそうな実咲。しかし、何も語りませんでした。
部屋に戻った実咲は、スマホの写真を見ていました。
写真には、心春と実咲の小学校時代の2ショットです。制服姿ですが、背景はボルダリングの壁です。
そして、タブレットを開くと「心春ちゃん」と書かれたフォルダがありました。内容は1項目だけ。
阿久津が部屋にやってきたので、タブレットは閉じられましたが、実咲と心春には明らかに接点があるようです。
そして、実咲は何かを知っているようです。
葛城の目的
実咲に名刺を渡したのは、父・阿久津に近づくためだったようです。
実際に、謝罪という形ではありますが、話を聞くことができました。
「友果さん誘拐事件で、一番得をしているのが阿久津です」
ただ、心春から続く連続誘拐事件だとすると、心春を誘拐する理由はありません。
しかし、葛城は接点はあると言います。
「心春さんが誘拐された時、実咲さんと同じ横浜清風女子小学校に通っていました。
しかも、今は友果さんも同じ清風女子の中学校に通っています」
繋がってきたという葛城に対して、葛城が捜査から外されることが決まったと伝えられました。
未知瑠の疑念
温人が家に帰ってきました。友果はすでに寝ているようです。
その温人に未知留は、香水みたいな匂いがすると言って、疑っていました。
温人が風呂に入ると、車のドライブレコーダーを見て、温人の隣に沙月がいるのを確認しました。
風呂から出た温人に東堂から連絡が入ります。
「犯人からの連絡か?」
そう聞く温人に東堂は「いや、未知瑠から。めちゃめちゃ怒っていた」と言うのです。
未知瑠は温人のことが心配なんです。浮気を疑っているのでしょうか?
電話の最中、未知瑠が姿を見せました。
「あのさ、私に何か言うことない?」
そう聞く未知留に温人は「どういうこと?」と返すことしかできませんでした。
翌朝、未知瑠は実家に帰ってしまいました。
受け渡し当日
父親なら
8時(犯人から連絡がくる5時間ほど前)に沙月の家には三輪がいます。
そして、沙月は仕事の電話をしていました。電話は昨日作った資料の修正の指示のようです。
「そのクソ上司、訴えれば?」
そういう三輪ですが、沙月は「優月のことを考えればなんでもない」と言って取り合いません。
沙月は、三輪の状況をわかっていました。
「それより、そっちこそ大丈夫なの?嘘なんでしょ?
前の法律事務所の人に聞いたの。事務所クビになって宅弁やってるって。
優月もなんとなくわかっていたよ。パパはお金ないのに大丈夫かなって心配してた」
いい加減で適当で見栄っ張りで、プライドばっかり高い三輪のことを沙月も優月もよくわかっていました。
「父親ならあの子の前で、本音を見せてあげなよ」
そんな時、三輪のスマホに着信がありました。
未知留が出て行った
友果を送った温人の車に東堂が合流しました。
「未知瑠が出て行った。不倫を疑っている、完全に」
そんな時、三輪から着信が入りました。
「取引が始まった。9時に大磯国際ゴルフコースのクラブハウス前に来い」
取引が早まった理由は、優月の喘息が悪化したからでした。埃がダメで、市販薬は買わないと犯人に言われたようです。
急いでそれぞれが指定場所に向かいます。
受け渡し
ゴルフ場のクラブハウス前の駐車場に12分前に到着する4人。
その時、犯人から着信が入りました。合流したのを見た犯人が、電話を入れてきたようです。
「紺色の軽自動車の後部ハッチに5億円を入れてください。急いでください。優月さんが苦しんでますよ」
多摩ナンバーの軽自動車が止めてあって、そこに現金を入れます。
「GPSなどが入っていたら優月さんを殺します。車を尾行することも禁止です。
余計なことをすれば、鳴沢さんの家族に危害が及びます。
ハッチを閉め、この場から立ち去って下さい」
そう言う犯人に三輪は「今すぐ教えろ!」と言うと、犯人はあっさり教えてくれました。
「神奈川県山北町山北・・・」
住所を聞くと、4人は2台の車を使って移動しました。
温人の決意
赤信号で止まると、温人は車を降りて三輪の車に近づきます。
「俺が三輪の車に移る。優月ちゃんを保護したら、東堂に犯人を追わせたい」
しかし、東堂はいいと言いません。
「ダメだ。優月ちゃんや温人の家族を危険に・・・」
三輪は温人の提案を受け入れます。
「わかった。だけど、優月を無事に保護するまで、犯人に近づかないと約束してくれ」
沙月にも納得させ、温人は三輪の車に乗り、東堂と別行動をとることにしました。
未知瑠
そんな時、未知留から着信がありました。
「今、大事な電話がかかってくるから」
そういう温人に未知留は
「今、犯人を尾行している」
そう告げました。未知留は、温人が交渉人を引き受けるかと聞いたことが気になっていました。
そして、昨日のドライブレコーダーの映像を見て、交渉人をやっていることを確信したと言います。
温人の車にGPSをつけ、受け渡しを遠くから見ていました。そして、そのまま尾行していました。
しかし、信号が途切れ見失いそうだから、顔を見てくると言っています。
車から出て歩く未知留。もうすぐ犯人の車というところで、未知留の手を引く東堂。
三輪の娘が誘拐されていることなど、状況を話します。
「俺だって犯人を捕まえたい」
未知留は三輪の娘の安全を優先して、犯人に近づくことを諦めました。
救出
保護
犯人に指定された場所には、廃屋がありました。
廃屋の中を探すと、せき込む声が聞こえてきます。
そして、針金で施錠された部屋を開けると、そこには優月がいました。
優月を無事に保護することができました。
合流
未知瑠と東堂は、沙月の家の前で待っていました。
勝手なことをしたことを三輪に謝る未知瑠。
そして、沙月に未知留を紹介する温人。
「私で良ければ、なんでも相談に乗りますので、いつでも連絡下さい」
そう言って未知留は沙月に協力を申し出ました。
三輪のお願い
三輪は沙月に「法律上は他人です。しかし、放っておけない。このまましばらく一緒にいさせて下さい」そう言って、頼みました。
沙月は「勝手にすれば」と素っ気なく言いますが、気持ちは嬉しそうでした。
それを聞いた優月は、両親と一緒にいられることに大喜びでした。
東堂のこれから
三輪達家族が沙月の家に入っていくのを見送る温人と未知留と東堂。
そして、東堂は車を貸して欲しいと温人に言います。
犯人が使用した車は盗難車だと思いますが、監禁場所も見ておきたいといいます。
そんな東堂に温人は声をかけます。
「次は心春ちゃんだ、何でも言ってくれ」
ただ、未知留にもう心配かけるなという東堂。一人で犯人を追い詰める覚悟のようです。
温人と未知留
「なんでちゃんと話してくれなかったの?」
そう聞く未知留に、「未知留に心配かけたくなかったから」だと言う温人。
「これからはどんなことでも相談して、絶対に」
そう約束させられる温人。
そして、二人で友果を迎えに行きました。両親が迎えにきたことを恥ずかしがる友果。
「珊瑚礁でカレー食べたくない?」
未知留はスペアリブを食べたいと言って、家族で向かいしました。
DAY380
友果誘拐事件発生から380日後、優月誘拐事件発生から14日後。
ゲーム内の新作アイテムについて検討している温人。
そこに、ゲーム内チャットが入ります。
「勝手口にお届けものです」
犯人からの連絡でした。
勝手口を開けると、そこには段ボールが置いてありました。中には現金の束。そして着信が入りました。
「我々は、協力して営利誘拐を成功させました。
身代金の20%の1億円はあなたの取り分です。
三輪さんは借りたお金は必ず返すはず。純粋にこれは貴方の利益です」
こんなの受け取れないと言う温人に、衝撃的な言葉が続きます。
「次も一緒に成功させましょう。新たな誘拐をしました。阿久津美咲さんです。
警察に通報すれば美咲さんを殺します。
21時に連絡するので阿久津さんにお金を用意させておいてください」
困惑する温人。俺に恨みでもあるのか?と犯人に聞きます。
「感謝しかありません。私たちは完全誘拐を実現するファミリーですから」
そう言って電話が切れました。
不明点と考察
- 誘拐犯は誰か?
4年前の「こはるさんの事件」とは?すれ違い通信「tokai4」は誰か?誘拐の前、何があったのか?(未知瑠とケンカした?)- 共通点は阿久津なのか? 継続
- 心春ちゃんフォルダに入っているもの NEW
- 未知留の車をぶつけた事件 NEW
- なぜ中学生を誘拐したのか? NEW
新たな不明点として「心春ちゃんフォルダに入っているもの」は何かというのが追加しました。
誘拐事件に実咲は関係しているのでしょうか?どちらかと言うと、犯人に関するもののような気がします。
そして、温人はお金を受け取ってしまうのでしょうか?それは、受け取ると共犯者になるということになってしまいます。
そういう意味でも、5.の共通点は、温人ではないかと思います。
そして、「7.未知留の車をぶつけた事件」が関係してくるのではないかと想像しています。
他にも、「8.なぜ中学生を誘拐したのか?」というのも疑問です。
今までは、心春、友果、優月の3人は小学生でした。
しかし、今回の実咲は中学生です。中学生と小学生では、誘拐の難易度が違います。
これは、どういうことなんでしょうか?ただ温人の近くにいたから、なんでしょうか?
最後に
「マイファミリー」が全10話だとして、今はまだ半分です。
犯人が近くにいる印象もありますが、どう展開するのでしょうか?
そして、ハルカナの会社の方も何か進展がありそうです。
え!?来週、犯人が出てくるの?
また来週を楽しみにしたいです。