五十嵐のオーディションが気になった18週のまとめです。
ネタバレを含みますので、ご注意下さい。
先週17週の内容はこちら↓
演技審査と20年前
先週からの「妖術七変化」の再映画化オーディションも佳境です。
その演技審査では、虚無蔵と五十嵐のコンビで殺陣を見せます。
まずは、虚無蔵が黍之丞を演じ、五十嵐が左近を演じます。
五十嵐の殺陣が虚無蔵が相手になることで、数段上手く見えます。
そんな演技審査週に、算太がやってきて20年前を回想します。
当時、団五郎だったモモケンと算太が出会ったのが映画館でした。
先代の「妖術七変化」の殺陣を見て、ヤキモチをやいて団五郎は号泣していました。
そして、モモケンは問います「テレビで活躍する息子を許せなかったのだろうか?」
算太は言います「親父は一筋縄ではいかん。許してるようで許していない、許していないようで許している」
さらに「団五郎に左近役じゃなく、黍之丞をやって欲しかったんじゃないか」と言うのです。
モモケンと虚無蔵
演技審査は、役を入れ替えて殺陣を行います。
今度は、虚無蔵が左近、五十嵐が黍之丞ですが、そこにモモケンが黍之丞をやると言い出します。
虚無蔵とモモケンの殺陣は、気合の入ったすごい殺陣になりました。
演技審査が終わって、モモケンは言います。
「虚無さん、父が虚無さんを左近に抜擢したのは当てつけだと思ってるだろう?父は言っていた、虚無蔵は団五郎よりいい役者だと」
それを聞いた虚無蔵は「なんでもっと早く言ってくれなかったのか?20年思い詰めてた」と言うのです。
モモケンは「なんで?私はスター。大部屋俳優なんぞに声はかけません」と返しました。
虚無蔵は「恐れいりました」と去っていきました。
この会話だけ聞くとモモケンが傲慢に聞こえますが、実際にはそんな感じはありませんでした。
スターは大部屋俳優に声はかけないものだが、スターだった父が虚無蔵を抜擢したということは、言わなくとも認めていたことになるんだと。
父と子の葛藤は、カムカムエブリバディでは何度も人を変えて出てきます。
橘の金太と算太、雉真の千吉と稔、初代モモケンと二代目モモケン。
時代や立場が違っても、父と子はライバルであり、よき理解者でした。
モモケンの告白
オーディションが終わり、道場でひなたを呼び止めるモモケン。
モモケンがサイン会でひなたにもらった回転焼きが、モモケンに大きな影響を与えたと告白するのです。
この時、ひなたは差し入れで回転焼きを渡しています。
そして、モモケンに「サムライになれますか?」と質問しています。
その答えは、「志を持っていれば、なれますよ。サムライにでも、なんでも」とモモケンが言いました。
その「志を持っていれば、何にでもなれる」という言葉は、初代モモケンが言ってた言葉だったというのです。
自分の口から父の口癖が出てきたことに驚いたといいます。
サイン会後に食べた回転焼きの餡子が美味さに、20年前に算太が言っていた餡子のおまじないを思い出したというのです。
小豆の声を聞け、時計に頼るな、目を離すな、何をしてほしいか小豆が教えてくれる。食べる人の幸せそうな顔を思い浮かべぇ。おいしゅうなれ。おいしゅうなれ。おいしゅうなれ。・・・
そして、初代モモケンは、映画を撮れ、自分の左近を見つけろと言っているのではないかと算太言っていたのでした。
餡子を時代劇に置き換え、時代劇に真摯に取り組もうと思ったのかも知れません。
算太が商店街にやってきた
商店街に算太がやってきました。
団五ちゃん(二代目モモケン)が贔屓にしている回転焼き屋があると聞いて、やってきました。
そこで、ひなたと会い、回転焼き屋はひなたの家だと聞きます。
ひなたは言います「うちの餡子は絶品ですよ」。
昔、ひなたの祖母の安子が言っていた言葉です。
算太はその言葉を聞いて、安子を思い出したのでした。
そして、ひなたの家へと向かう途中、赤螺吉右衛門とすれ違います。
岡山にいたころ、算太と吉右衛門は一緒の商店街で顔を合わせていました。
しかし、それから40年ほど時間が経ち、すれ違ってもお互いわかりませんでした。
そして、ひなたの家へやってきます。
その時、ジョーがるいを呼ぶ声が聞こえてきました。
算太は、るいという名前と餡子から、るいは安子の娘だと気づきます。
ひとときですが、算太はるいと一緒の家(雉真家)で過ごしていました。
ひなたがるいに回転焼きを焼いてと言っていると、その間に算太はもういなくなっていました。
「それきり算太はひなたの前に現れませんでした」というナレーションが悲しく聞こえました。
算太の告白、懺悔があるかと思って見ていましたが、算太はまた逃亡したのでした。
すみれの正念場
京都茶道家殺人事件という舞台を映画村でやることになりました。
その茶道指導を、一恵にお願いする榊原。
そこで、一恵は母の一子に頼もうと思い、ひなたが一緒にきてくれるならと承諾します。
しかし、一子は後見で、一恵にすみれに茶道を教えるように言うのでした。
そして、すみれの猛特訓が始まります。
上手くできないすみれは、ひなたに愚痴をぶつけます。
何度も何度もやり直しをさせる一恵に、ついにすみれがキレてしまいます。
「榊原さんの今が正念場は、すみれさんにとっても正念場ということ」
そう一恵言われ、一子の立てたお茶を飲みながら、一子に「茶道は相手を思う気持ち」だと諭されるのでした。
この言葉は、餡子のおまじないに通じるものです。
食べる人の幸せそうな顔を思い浮かべるように、お茶も相手のことを思うことで、美味しくなるというのです。
その言葉は、すみれではなく、ひなたに突き刺さりました。
すみれの稽古に付き合って、五十嵐にぜんぜん会えていませんでした。
五十嵐のことを思う気持ちが溢れて涙が止まりませんでした。
久々に会った五十嵐は、「毎日顔を見せろ、寂しいだろう」と言ってひなたを抱きしめるのでした。
妖術七変化完成
完成したモモケンの映画「妖術七変化」を、ひなたは五十嵐と一緒に見に行きます。
五十嵐も「伊織」という役名をもらい出演していました。セリフもあります。
ちなみに、左近役は「青木崇高」。突然、大物が出てきてびっくりしました。
映画を見たあと、ひなたの家で夕飯をごちそうになる五十嵐。
その一家団欒は、るい編で竹村家にご飯を食べにきたジョーのようでした。
映画のチケットを桃太郎も欲しがります。一緒に見に行くのは小夜子だと言うのです。
桃太郎8歳の恋。姉ひなたの同級生の小夜子です。桃太郎の気持ちはよくわかりますw
ひなたと五十嵐
夏祭りにひなたと五十嵐は出かけます。
そこで、風鈴をひなたに買う五十嵐
そういえば、安子と稔もるいとジョーも、夏祭りで距離が縮まったのでした。
そこでプロポーズする五十嵐。幸せな笑顔で抱き着くひなた。
いい感じに盛り上がってます。
その後、8年が経過します。
8年経過しても、ひなたと五十嵐の状況は変わっていません。
ひなたは映画村で働き、五十嵐は大部屋俳優のまま。
破天荒将軍で五十嵐は切られ役。時代劇以外はやらないと言うのです。
せっかく、美咲すみれは「茶道家ぼたん」としてドラマが順調なのに、エキストラでも出ることを拒む五十嵐でした。
ひなたは27歳、五十嵐は29歳。
結婚を考える年ごろですが、大部屋俳優では踏ん切りがつかないと言うのもわかります。
給料が安い上に、ひなたの家に夕飯をごちそうになってばっかりなのも、自分で許せないのでしょう。
映画村とノストラダムスの大予言
映画村の来場者数が、どんどん下がっていました。
時代劇を作るために建てられた映画村ですが、このままでは共倒れです。
そこで、榊原とひなたは、来場者数と大部屋俳優の仕事を増やすために、何をするか考えます。
しかし、あと7年でノストラダムスの大予言の年。滅亡するのにやる必要ある?と思ってしまうひなたw
とは言っても、そのまま放っておくわけにもいかず、一生懸命考えるのでした。
そこで思いついたのが、お化け屋敷。
お化け屋敷は大好評でしたが、五十嵐は「俺は俳優だぞ」と俳優で成功しないと意味がないと思うのでした。
そんな五十嵐にひなたは、「人類が滅亡するなら、1秒でも一緒にいたい。一緒に暮らしたい」と言うのです。
るいがジョーを守ると言ったように、ひなたも五十嵐を思う気持ちは、時代が平成になっても変わらないのです。
来週の予告
来週は、ジョーの夢に絡んだ話しのようです。
大きな山が無いと言われるひなた編ですが、これからどうなるかが楽しみです。
ひなたと五十嵐、桃太郎と小夜子。すみれと榊原(?)。
とにかく、恋の行くへも楽しみです。