競争の番人 は7月から始まった月9のドラマです。
坂口健太郎と杏というビックな主演2人だけでなく、ゲストもかなりの大物が出そうな雰囲気です。
そして、なんと言っても原作が「元彼の遺言状」と同じ新川帆立。連続で同じ作家の作品を原作にするのは、フジテレビ史上初 のようです。
主な登場人物
小勝負勉 坂口健太郎
白熊楓 杏
桃園千代子 小池栄子
風見慎一 大倉孝二
六角洸介 加藤清史郎
藤堂清正 小日向文世
大森徹也 黒羽麻璃央
緑川瑛子 大西礼芳
紺野守里 石川萌香
本庄聡子 寺島しのぶ
第1話のストーリー
刑事
公務執行妨害事案発生。
白熊楓は、捜査一課の刑事です。緊急手配の犯人を追っています。町はハロウィンで盛り上がる中、犯人はその人込みに紛れてしまいます。そんな中から犯人を捜して追い、楓は追い詰めます。
犯人がベビーカーを押す女性を突き飛ばします。そこで楓は犯人を確保し、手錠を掛けることができました。手錠を近くの手すりに掛けると、坂道を下ってしまったベビーカーを追います。
間一髪、階段の手前でベビーカーを止めることができた楓。しかし、ベビーカーの中身は野菜や買ったものでした。そして、捕まえた犯人を見ると、錆びた手すりから手錠を外し、逃げてしまっていました。
異動
「追わなくていい」
楓は事件から外されてしまいました。どうやら、異動させられてしまうようです。
上司からは、「異動先で結果を出せば、また捜査一係に戻ってこれる」と言われます。しかし、楓にはそれは望みが薄いこともわかっています。
そして、異動先は「公正取引委員会」でした。
立ち入り検査
1階の受付で案内されたのは、8階の一番奥でした。
「失礼します!」
元気よく入って行きましたが、そこには誰もいませんでした。そこにやってきたのが、桃園でした。楓のデスクをテキパキ教えます。
「他の皆さんは?」
楓がそう聞くと、桃園は「立入検査よ」と言うのでした。
公正取引委員会
建設会社の談合疑惑に立ち入り検査をしていました。
「ズルをする人を取り締まってるの。競争の番人、なんてね」
そんな軽口を桃園は叩きますが、現実は厳しいのでした。
企業への立ち入り検査などを行う権限はありますが、警察の捜査令状のような強制的力や逮捕権は持っていません。そのため、他の官庁からも見下されているようです。自分達で「弱小官庁」と言っていました。
案の定、建設会社では「検査って急に言われても困るんです」とか「いつまでかかるんですか?」などと、文句を言われてしまいます。
「公取ってこんなに立場弱いんだって思ったでしょ?」
桃園は説明します。警察官は全国で約30万人いますが、公正取引委員会は全国で約800人です。そして、国民も存在は知っているものの、何をやっているかわかっている人が少ないのが現状です。
追跡
そんな中に投入された楓は、関連しそうな資料を探して箱詰めしています。
そんな時、不審な動きをしている男性を見つけます。机からファイルを取り出すと、逃げ出しました。
追いかける楓。男性は資料室までたどり着きました。
そこで、「談合の書類を処分している」という見知らぬ男に持ってきた書類を渡します。追いついた楓は、二人の男性を確保するのでした。
しかし、書類を渡された男性の方は、公正取引委員会の小勝負勉でした。
噂
「これ全部見るんですか?」
楓が驚いたのは、建設会社から持ってきた資料に全部目を通して、リストを作ることでした。それを「ブツ読み」と言っていました。
小勝負のことは、やっと紹介されました。
「この人ですか。野菜追いかけて犯人逃して、引き取り手がなくてうちに回ってきた人ってのは」
そんな噂をされていたなんて、かわいそうな楓。みんな気を使って楓には直接言いませんでしたが、小勝負はそういう気を使わないタイプのようです。
「小勝負、教育係頼むね」
楓の教育係は小勝負になりました。
そこに審査長の本庄がやってきました。挨拶する楓に本庄は言います。
「小勝負君のこと、お願いね」
結婚
楓の彼氏・徹也は、お弁当を買って帰ってきました。そして、楓にパンフレットを渡します。それは、結婚式場のパンフレットでした。
「今の仕事を続けるぐらいなら、俺とのこと真剣に考えてくれないかな?」
そう言う徹也に楓は言います。
「ごめん、もうちょっと待ってくれないかな。このままじゃ終われない」
望みは薄いですが、警視庁に戻れる可能性を信じて、楓は頑張る決意をしました。
カルテル
次の調査対象は、結婚式場のカルテルの疑いです。
カルテルは、複数の企業が相談して価格を決めるというものです。本来であれば、競争をするべき価格ですが、カルテルを結ぶことで、みんなが同じ高い値段を設定できます。
今回は栃木県の結婚式場を営む3つのホテルが対象です。この3つがカルテルを結ぶことで、他の地域よりも13%も価格を上げているという疑惑があります。
さっそく、楓と小勝負が栃木に向かいます。
「栃木には栃木の所轄、ないんですか?」
しかし、公正取引委員会の管轄は、関東甲信越です。びっくりするぐらい、範囲が広いんですね。
天沢ホテル
3つの対象ホテルのうち、メインになるホテルがホテル天沢です。その責任者は天沢雲海です。カルテルの中心人物だと思われます。
「人の幸せを食い物にするなんて許せない」
楓は自分も結婚を考えているので、他人事とは思えません。そんな鼻息が荒い楓に小勝負は言うのでした。
「白熊さん、俺と結婚してみませんか?」
結婚の相談に小勝負と二人で行くことになりました。
ウェディングドレス
「半年後に付き合って3年で、ちょっと遅くしたいから夏ぐらい?
見てみたいな、楓のウェディングドレス姿」
結婚式場でそんな話しをしたので、楓はドレスを着ることになりました。周りのカップルも着替えて、楽しそうです。
「じゃーーん」
楓も元気にカーテンを開けて、小勝負に見せます。しかし、そこには小勝負はいませんでした。
そんな時、小勝負は一人で調査していました。
「平均ウェディング費用13%アップしている。3社で約10億円の利益を上げている」
小勝負は試算していました。
ノートパソコン
「専務、これが今月の」
と言って、天沢が受け取ったアタッシュケースには札束が入っていました。そして、ホテル長が持っている持っているノートパソコンを受け取ります。このパソコンに重要なデータが入っているようです。
そんな天沢は、この町のいろいろなところに出資していました。小勝負は一人で動き回って、情報を得ていました。
「この地域ですと、どこも同じ金額になると思いますよ」
予約せずに帰ろうとする二人にホテルの人はそう言うのでした。これはカルテルを結んでいるので、そう言ってしまえるということなんでしょう。
宿泊費も出ない楓と小勝負は、日帰りで戻ります。
家族
公正取引委員会では、建設会社の談合の取り調べが行われていました。書類を持って逃げた男性は、談合の窓口になっている人物でした。
楓と小勝負が戻ってくると、その男性が帰るところでした。
「あの、父は何をしたんですか?」
そこに男性の娘が迎えにきます。しかし、楓達はなにも言えません。男性は「いいから、帰ろう」と言うと、娘と一緒に帰っていきました。
楓達はは自分の部署に戻ります。そして、式場でドレスを着た写真をみんなに見られていました。
「他所の地域より50万高いんですよ。許せないです」
そう怒る楓に桃園は「白熊ちゃん、妙に切実ね」と言うのでした。
事件
調査から9日目。カルテルを結んでいる疑惑の1つ、クラシカルホテルの社長が刺される事件が発生しました。
刺した犯人は手袋をし、パーカーのフードをかぶっていたので、誰だかわかりません。見た感じは女性に見えました。
刺された社長は命に別条はなく、殺人未遂事件になっています。
「カルテルと何か関係あるんですかね?」
詳細はまだわかりません。
クラシカルホテル
今度は、クラシカルホテルに調査に来た楓と小勝負。
「見つけちゃいました。おもしろい人」
クラシカルホテルのロビーに天沢がいるのを見つけた小勝負。天沢は、ホテルのスタッフに呼ばれ、事務所の方へ入っていきました。
「それにしても、他のホテルの責任者がホテルにくるなんて」
小勝負は、カルテルに関する確認をしに来たのではないかと勘繰ります。しかし、証拠はありません。
そこで、楓に駐車場の車のナンバーを控えるようにいいます。そこで、もう1社の社長のものがあれば、カルテルの打ち合わせはクラシカルホテルでやっているということがわかります。
駐車場の車のナンバーを控えるためにスマホで写真を撮る楓。しかし、それは他から見ればかなり怪しいことです。案の定通報され、警察に追われてしまいました。
追跡
小勝負は、駐車場のナンバーを控えると怪しまれることがわかっていて、楓にやらせていました。それに気づいた楓は怒ります。
そして、天沢が動きました。
レンタカーに楓と小勝負は乗り込み、天沢の車を追います。駅までくると、天沢は車を降りて、駅に入って行きました。二人も追います。
しかし、天沢は改札を通らず、駅を出てしまいます。そのまま歩く天沢を追います。
橋の上で天沢が立ち止まります。二人は距離を置いて尾行していました。そこに近づく人影がありました。
近づいた男性は、持っていた紙袋から包丁を取り出すと、天沢に迫ります。クラシカルホテルの事件もあったので、仕方なく楓と小勝負は天沢を守るために出ていきます。
無事に犯人を確保しました。天沢は警察に通報します。
めんどうなことになった
「君たち、実に立派だった。だったけど・・・」
職場に戻った楓と小勝負はそう言われます。しかし、天沢に素性がバレてしまいました。
それが天沢の狙いでした。警察に事情を聞かれた楓と小勝負は、公正取引委員会の者であることを話します。それが天沢に伝わり、自分を尾行していた人が誰だかわかったのです。
さらに、小勝負は駐車違反の切符を楓に渡します。捜査権のない公正取引委員会は、切られた切符も自己処理しないといけません。
天沢の抗議
「いや驚きました。公正取引委員会の調査員だとは」
天沢は公正取引委員会にやってくると、難癖つけるなと抗議をします。
「私のことを調べたのなら、ご存じでしょう。
私は地元でいろいろな事業に出資しています。それを一方的に難癖つけるようなことをして、何が公正ですか」
天沢は先手を打って、けん制しに来たのでした。
「襲ったあの男、どうしてあの時間あそこにいることを知ってたんでしょうね?
やっぱりやってるんですか?カルテル」
小勝負は直球で天沢に聞くのでした。
「なるほど、ウェディングのカルテルで疑われてたんですか」
天沢はそう言います。しかし、小勝負はウェディングとは言っていません。
「俺、カルテルって言いましたけど、ウェディングって言いましたっけ?
心当たりがあるってことですよね」
それを聞いて動揺する天沢。
「くだらないことをしてるぐらいなら、国民のためになることをやってください」
そう言って帰っていきました。
棚上げ
公正取引委員会には、委員長と4人の委員がいます。大事なことは、この5人で決められています。今回の天沢の抗議を受けて、委員会で話し合いが持たれました。
「結論がでました。この件は、一旦棚上げにします」
棚上げは、事実上の撤退です。
「でも、逆転のチャンスはあるわよ」
そう言うと、他のことから迫ろうとするのでした。
そこに検察庁から公正取引委員会に出向してきた緑川が現れます。緑川と小勝負は、東大時代の同期でした。
石田
天沢を襲おうとした男の素性がわかりました。石田正樹。花屋です。
石田の花屋は、先日クラシカルホテルから契約を打ち切られたと言うのです。しかし、身長は似ていましたが、それだけです。クラシカルホテルの社長を刺した犯人は、手袋をし、フードをかぶっていました。しかし、石田は手袋もせず、顔を晒して天沢の前に出てきています。
楓に痛い所を突かれた緑川は、嫌味で返します。
「白熊さんでしたっけ?警察で問題を起こして飛ばされたんでしょ」
しかし、楓には効きません。
そして、石田は「天沢に無茶を言われて、殺すつもりはなかった」と証言しているようです。
東大では、法学部を首席で卒業した小勝負。そんな小勝負に緑川は聞きます。
「小勝負くん、なんで公取になんか行ったの?もっといい所あったでしょ?」
そう聞かれた小勝負は公正取引委員会を「いいところだよ」とだけ言うのでした。
花屋
石田の花屋は、今は夫が逮捕され不在の間、妻が守っていました。
楓と小勝負が、その花屋に行きました。そして、花屋の帳簿を見せてもらいます。
「ちなみに、ご主人は演歌が好きなんですか?それと、おせちの引換券がたくさん」
花屋は天沢に買わされていました。去年は100万円分も買ったと言っています。その購入額が、発注額になるので、どうしても買わない訳にはいかないのでした。
さらに、結婚式での当日の花の変更を天沢ホテルがサービスでやっていました。しかし、それは花屋の負担になっていたのでした。
それを証言して欲しいのですが、妻は「ご協力はできません」と言うのです。協力すれば、天沢ホテルからの発注がなくなります。なくなれば、生活に困ってしまうのです。
この子のため
「じゃあ、これからどうします?」
小勝負は聞きます。しかし、答えは帰ってきません。今の状況を変えるためには、天沢との契約を切るのがいいと思っています。しかし、契約が切れない場合は、店頭販売の割合を5割にするだけでも状況は変わるはずです。
しかし、花屋は受け入れることができません。
「うちだって懸命にやっています。
お年寄りも多いこの地域で、配達も無料でやっています。
何もない一日でも、花を飾れば素敵な一日になるでしょ?」
そう言うとお腹をさすり、「この子のためにもお店を潰すわけにはいかないんです」と言うのでした。
「本当に精いっぱい努力してるんですかね」
花屋を出た小勝負は、楓にそう言います。しかし、楓は「立場が弱い」と花屋を擁護します。小勝負は言います。
「弱くても戦わなくてはならないんだ」
藤堂清正
その時、楓の所に電話がはいりました。談合の件で窓口になっていた男性が亡くなったというのです。
1週間前にビルから飛び降りて、意識不明の状態でした。社内では連絡役を務めていて、今回証言をしたことで裏切者と言われていました。そして、追い詰められて飛び降りたのです。
公正取引委員会のメンバーも葬儀に参列しました。その時、弔問に現れたのが、国土交通省の藤堂清正でした。
国土交通省の事務次官ということで、建設会社とは付き合いがあるようです。そして、その藤堂を睨む小勝負。藤堂とは因縁があるようです。でも、詳細はまだわかりません。
どうして
公正取引委員会に迎えにきていた娘・美月が、葬儀を抜け出しました。それを見て、追いかける楓。その楓の姿を見て娘は話しかけてきました。
「お父さんのことを調べてた人ですよね。
どうしてお父さんは死ななきゃいけなかったの?どうして・・・」
しかし、答えることができませんでした。
そして、そのまま所属に楓は帰ります。そこには、小勝負が仕事をしていました。
「どうして死ななければならなかったんでしょうか?」
楓は聞かれた質問を小勝負にそのまま聞きます。しかし、小勝負は答えてくれませんでした。
自殺した男性は遺書を残していました。
「申し訳ありませんでした。親戚、家族だけは許して下さい」
そう書かれていました。談合止めるために勇気を出して証言してくれましたが、家族にも関わることっていったいなんなんでしょうか?
俺たちの役目
小勝負は黙って資料を作っていました。
その資料は、花屋の帳簿から得た「下請けいじめ」をしていた状況の資料でした。帳簿を持ってきたのかと聞く楓に「俺、記憶力いいんで」と、見た帳簿の数字を覚えていて、資料を作ったと言うのでした。
しかし、その証拠から石田の店から情報が漏れたことがわかれば、石田の立場が悪くなります。そう楓が言うと、小勝負ははっきりと言うのでした。
「そうやって感情移入して、誰かが助かるんですか?
そもそも談合がなければ、あの男性は亡くなることはなかった。
それを止めるのが俺たちの役目です」
ズルを守るためにいろいろな人が犠牲になっています。そもそもズルがなければ、誰も傷つくことがなかったのかもしれません。
拒否
「許可は取ったわよ」
小勝負が作った資料で、立ち入りの許可を得ることができました。ホテル天沢による「納入者いじめ」で立ち入りますが、さらにカルテルの証拠も押さえたいと思っていました。
そして、立ち入り検査の当日。ホテル天沢へ行くと、ホテル長が専務と話すように言って、案内しました。
専務の天沢に立ち入り検査を通達します。しかし、意外な答えが返ってきました。
「拒否する。いますぐこのホテルから出て行って下さい」
立ち入り検査を拒否する場合は、懲役を含む罰金の罰則が適用されます。しかし、その法令が運用されたことはありませんでした。天沢はそれを知って、「逮捕できるなら、どうぞ」と言うのでした。
公正取引委員会には、逮捕権はありません。逮捕するためには警察を動かす必要があります。しかし、弱小官庁の言うことを警察が聞いてくれるとは思えませんでした。
ホテル長
「どうしよう」
断られるなんて前代未聞で、想定の範囲外でした。
そこで小勝負は、ホールに残していた六角に電話を入れます。そして、大きな声で復唱するように言うのでした。
「立ち入りの許可がでた」
それを聞いたホテル長は、ノートパソコン持って逃げだします。捕まえようとしますが、車に乗って逃げるホテル長。楓と小勝負は自転車で追います。しかし、追いつけません。その時、車の行く手を阻む桃園。ホテル長は、車を捨てて、走って逃げるのでした。
冬の川
楓と小勝負も、自転車を捨てて、走ってホテル長を追います。
そして、橋にさしかかると、ホテル長は川に向かってノートパソコンを捨てました。
それを取りに行く小勝負。冬の寒い川に飛び込むと、ノートパソコンを拾うために川に潜ります。そして、やっとノートパソコンを引き上げることができました。
「か、か、確保」
ビジネスホテルの宴会場が、公正取引委員会の基地になっています。全身濡れた小勝負は、そこで着替えていました。
公取にできることなんかない
公正取引委員会の基地に天沢がやってきました。
「立ち入りも許可していない。何一つ渡す必要がない」
そう言って、ノートパソコンの引き渡しを要求しました。しかし、ノートパソコンはホテル長が捨てた物です。捨てたものは、拾った人の手に所有権が渡ります。
そして、小勝負は天沢に勝負を挑みます。
「天沢が襲われたようにしていたのは、お芝居だったでしょ?
俺たちはまんまとひっかかり、公取だってバレた。
石田は、なんか弱みを握られているのかな??
よっぽどやましいことをしてるんじゃないんですか?
カルテルどころか、納入業者いじめしてるんじゃないんですか?」
演歌のチケットやおせちのチケットを大量に購入していたことを示します。
「好きで買ったんだろう?なんの証拠にもならない。
弱小の公取にできることなんてないんだよ」
天沢はそう言うのでした。
優越的地位
「優越的地位の乱用ってご存じですか?」
そう聞く本庄。立場の強い組織や人が、下請けの会社や人をいじめることです。
「そんなズルをする人を見過ごすことができません。それが我々公正取引委員会です」
それを聞いて、天沢は捨て台詞を吐いて帰っていきました。
「あとで、大恥をかかないように頑張って下さい」
天沢と藤堂
「それで何か面倒でも?」
天沢は藤堂と会っていました。そして、公正取引委員会がきたことを話していました。
「いえいえ、公取に小勝負というやつがいただけです」
小勝負の名前を聞いて、思い出す藤堂。顔は見てもわかりませんでしたが、名前は憶えていたようです。
そして、天沢は「もう手は打ってある」と言うのでした。
後日、テレビに出ている天沢の姿がありました。
「花屋が手を組み。ホテル側に不正な要求をしている」
そう訴える天沢でした。
最後に
公正取引委員会は、名前は知っていても実態は知りませんでした。そんな人が大半ではないでしょうか?
杏が主演のドラマを見るのは、これが初めてかも知れません。「日本沈没」は重要な役割でしたが、主演ではありませんでした。それ以来の杏です。
第一話と第二話が1つのストーリーということで、やっぱり同じ作家の「元彼の遺言状」を思い出しました。
これからどう展開するのでしょうか?
次回に期待したいと思います。