妖術七変化が絶妙な伏線だった17週のまとめです。
ネタバレを含みますので、ご注意下さい。
先週16週の内容はこちら↓
五十嵐、倒れる
前回、五十嵐が急に倒れていたことで「病気なのかもしれません」と書きましたが、実は違いました。
五十嵐は大部屋俳優の駆け出しです。
ですので、仕事と言えば「死体」役がメインの仕事。
その仕事の役作りのために、寝ていたということでした。病気じゃなかったです。
死体役も大変で、冬の寒空の下、土左衛門(水死体)は、「このまま死んだ方がいい」と思うほどだということでした。
そんな時、熱々の回転焼きを食べて、生き返る思いだったと言っていました。
回転焼きを買いにくるのは、仕事で嫌なことがあった時、頑張ろうと思った時に買いにきていました。
ひなたと会ったのも、嫌なことがあった日だったから、不機嫌な態度だったのかもしれません。
ひなたの初打席
桃太郎がいう「お姉ちゃんの初打席」というのは、条映映画村へ就職して初出勤日のことでした。
高校三年生の夏、アルバイトを経験して、「時代劇も映画村も、もっと好きになった」と言って就職を決めました。
ちなみに、バイト代は虚無蔵のポケットマネーで「50円と5円に紐を通したもの」でした。
銭形平次かと思いました。
映画村では、榊原の下で雑務をこなしています。
その頃、五十嵐は、アルバイトとして新撰組の衣装を着て、映画村で写真撮影に応じたりしていました。
そして五十嵐は、空いた時間には虚無蔵に殺陣の稽古をつけてもらっています。
モモケンとの再会
ある日、モモケンが映画村で打ち合わせをしていました。
モモケンは大月と言う名からひなたのことを思い出してくれました。
ひなたも、弟にモモケンにあやかって「桃太郎」と名付けたことを言えました。
ただ、桃太郎自体は、「ケンタロウ」が良かったと言っていましたw
打ち合わせしていたのは、映画村のCMの撮影の話しでした。
謎の振付師登場
映画村でのCMの撮影中の出来事。
忍者との殺陣をするCMだったのですが、それに待ったをかけた老人がいました。
そこに、謎の振付師こと「サンタ黒須」と名乗る人物。算太です。
なんと、モモケンのことを「ダンゴちゃん」と呼んで、深い仲であることがわかります。
「ダンゴちゃん」は、二代目桃山剣之介の襲名前に団五郎と名乗っていたところからきています。
殺陣をつかったCMでしたが、算太の振り付けで「斬新」な振り付けになりました。
そのCM撮影の際に発表されたのが「妖術七変化」の再映画化でした。
妖術七変化のモモケンの相手役は、オーディションで公募するというのも一緒に発表されました。
妖術七変化の噂
相手役をオーディションするのですが、女優にはチャンスはありません。
それに美咲すみれは、不満でした。その不満をひなたにぶつけます。
場所は「うちいり」。ひなたの家の近所の蕎麦屋さんです。
ちなみに、その蕎麦屋さんからお嫁さんをもらったのが、赤螺吉右衛門でした。
その吉右衛門一家と隣り合わせになりながら、美咲すみれは妖術七変化の噂話をします。
噂話というのは、
- 初代モモケンの相手役は団五郎(のちの二代目モモケン)の予定だった
- 親子共演が目玉だった
- すでにテレビで有名だった団五郎が断り、当てつけで大部屋俳優の虚無蔵を抜擢
- 興行成績がシリーズ最低になり、虚無蔵は大部屋へ戻った
- 失意のうちに初代モモケンが亡くなった
というものでした。
その時、吉右衛門が生まれた日の話しになり、近所の和菓子屋の息子がラジオを盗んだという話しも出てきます。
ただ、それが「たちばな」で盗んだのが「算太」だというところまでは、思い出せませんでした。
安子編までの話しが繋がるのは、もう少し後のようです。
初デート
妖術七変化の噂話をひなたは算太に問い合わせます。
しかし、算太は教えて
ただ、リバイバル上映中の「妖術七変化 隠れ里の決闘」のチケットを2枚ひなたに渡すのでした。
チケットをもらったひなたは、一恵を誘いますが断られます。
そのチケットに食いついたのは、五十嵐でした。
五十嵐は、オーディションに参加するために以前の作品を見たいと思っていました。
ただ、五十嵐はまだまだ稼げていません。
そんな状況でも、チケットをくれたひなたに、五十嵐はポップコーンを買ってあげるのでした。
これが二人の初デート(?)になると思います。
振り返れば、安子と稔も初デートは映画で初代モモケンのデビュー作でした。
るいとジョーも初デートで「妖術七変化 隠れ里の決闘」を見ています。
もしかすると、これは結婚するフラグなのかも知れません。いや、するな、これw
妖術七変化の真実
五十嵐が虚無蔵に殺陣を教えて欲しいと頼みますが、虚無蔵は拒否します。
そして、噂について、話してくれます。
- 初代モモケンと団五郎の共演を拒否したのは、初代モモケン
- 初代モモケンに虚無蔵はかわいがってもらった
- 団五郎(二代目モモケン)に当てつけのために虚無蔵が抜擢
- セリフが上手く言えず、話すシーンはカットされまくった
- セリフを上手く言えるようにいつも武士言葉を話している
というのが、真実だったのです。
虚無蔵、普通に話せました。オーディションって言ってましたw
それもこれも、妖術七変化の呪いだったんですね。
ということで、五十嵐は自己鍛錬でオーディションに挑むのでした。
オーディションとひなたの思い
第一次オーディションを見事通過した五十嵐と虚無蔵。
次は、演技審査です。
演技審査の前日、やはり五十嵐は回転焼きを買いにきます。
そこで店番しているのは、ひなた。
『おばさんがいないのなら、また買いにくる』という五十嵐。
五十嵐のために焼くとは言えないひなた。
そこにるいが出てきて、ひなたが練習していたことを聞かされます。
『おいしゅうなーれ』の呪文のように『オーディション頑張れ』の念を込めて、回転焼きを焼きます。
そして、ひなたは『明日、頑張って』と五十嵐に伝えるのでした。
五十嵐は、『これで頑張れる』と言って帰っていきました。
演技審査では、二人一組で殺陣の演技します。
五十嵐と虚無蔵のコンビです。
今週はここで終わりとなりました。
来週の予告
来週は、どうやら算太とるいが会うようです。
散らばった伏線は、回収段階へいくのでしょうか?