向かい風の中で は第13週のサブタイトルです。
航空会社への就職が1年延期になった舞。実家に帰りますが、実家は実家で大変です。
リーマンショックの影響は、東大阪の工場にも大きく影を落としていたのです。
そんな第13週のまとめです。
主な登場人物
岩倉舞 福原遥 パイロットを夢見る学生
梅津貴司 赤楚衛二 舞の幼馴染、旅人で歌人
望月久留美 山下美月 舞の幼馴染、看護師
才津祥子 高畑淳子 舞の祖母でめぐみの母
岩倉浩太 高橋克典 舞の父、株式会社IWAKURA社長
岩倉めぐみ 永作博美 舞の母
岩倉悠人 横山裕 舞の兄、天才投資家
梅津勝 山口智充 貴司の父。浩太の幼馴染のお好み焼き屋
梅津雪乃 くわばたりえ 貴司の母。勝の妻
望月佳晴 松尾諭 久留美の父。元ラガーマン
木戸豪 哀川翔 船大工
浦信吾 鈴木浩介 役場職員。めぐみの同級生
浦一太 若林元太 舞の同級生、船大工見習い
山中さくら 長濱ねる みじょカフェオーナー
第13週のストーリー
舞の帰阪
「船は頼んでおいたけん、気をつけてな」
お母ちゃんからの電話で、お父ちゃんが倒れたことを知った舞は、取り急ぎ東大阪に帰ることにしました。
「アサヒくん、星のこといっぱい教えてくれて楽しかったで。ありがとうな」
舞がアサヒにそう声を掛けると、アサヒは何も言わず頷くだけでした。
そして、貴司にも別れを告げ、舞は急いで東大阪へ向かいました。
舞は、家に帰らず、そのまま病院へ向かいます。
「お父ちゃん、大丈夫なん?」
思ったより、お父ちゃんは元気そうです。
「胃潰瘍やて。さっさと退院したいんやけどな」
お父ちゃんはそう言いますが、お医者さんには1週間入院するように言われていました。
「パソコンと手帳持ってきてくれへんか。メール確認しておきたいしな、仕事してへんと落ち着かれへんねんて」
お母ちゃんにそう頼むお父ちゃん。仕方なく、お母ちゃんは明日持ってくるというのでした。
「こんばんは」
そこにやって来たのは、看護師の久留美です。
「ここ運ばれてきた時な、救急外来に久留美ちゃんがいてくれて、どんだけ安心やったか」
そう言われ、久留美も嬉しそうでした。舞とは、五島に行く前に会っていますが、貴司のことを話すような状況ではありませんでした。
家の状況
病院から帰ると、舞はお母ちゃんに家の状況を聞きました。
「リーマンショックでな、うちの工場仕事が急に減って。自動車に使うネジの注文も、ばったりのうなってしまってな。新しい工場建てたばっかりやったやろ。その借金返さなあかんのに、売り上げがホンマ厳しい状態でな。従業員のお給料やて、もう何カ月も家の貯金から出してる。せやからお父ちゃん、新しい仕事もらうためにいろんな会社行って頭下げて、毎日走り回ってたんやわ」
舞は何も知りませんでした。それは、お父ちゃんとお母ちゃんが舞に心配かけないように内緒にしていたためです。舞は自分にできることがないかと聞きますが、お母ちゃんの返事は「大丈夫」でした。
そして、連絡を取らなかった舞の兄・悠人が、近いうちに帰ってくると連絡があったようです。
「悠人もやっぱりお父ちゃんのこと心配してるんやわ」
そんな状況で、お母ちゃんは会社の従業員とお父ちゃんの橋渡しをしていました。
古くからいる鶴巻も、アキラも厳しい状況で、一生懸命やってくれています。しかし、アキラはお母ちゃんの前でかかってきた電話に出ません。なにか隠しているのかもしれません。
その日のために
舞は毎日病室に行っていました。今日は、お父ちゃんのためにリンゴ擦っていました。
お父ちゃんは入院中も仕事をしています。しかし、途中で胃の痛みを感じて、お腹を押さえていました。
「飛行機の部品も作れる大きな工場建てたいって思てて、やっとのその入口に立てた所なんや。今はキツイけどな、ここを乗り越えたらぐっと夢に近づけるわ。舞かて大変な訓練乗り越えて、夢に近づいたんやろ。それと同じや」
お父ちゃんの覚悟を聞かされた舞は、大変な訓練を思い出しました。
「訓練なー。大変やったけど、楽しかった。”あかん、私には無理や”って思っても、仲間に教えてもろたり、話し聞いてもろてたら元気になって。もうちょっと頑張ろうって思えんねん。ほんならな、前の日できへんかったこともできるようになって、あとちょっと頑張ろうかなって、そういう日の繰り返しやった。しんどい思いしたから、初めて一人で空飛んだ日、ほんまにうれしかってん。頑張ったのはこのためやったんやなっておもた。お父ちゃんも、その日のために頑張ってんねんな」
舞の話しを聞いて、お父ちゃんは「そうやで」と答えました。
そこに久留美が悠人を案内してやってきました。
悠人の帰阪
「なんや元気そうやな」
そう言う悠人は、大阪の会社のリサーチのために大阪に来たことを伝えます。そして、お見舞いは「そのついで」と言うのです。
理由は何にせよ、お見舞いに来てくれたお父ちゃんは、悠人の仕事について聞きます。
「確実に成長する会社探しにきてんねん。お客さんのお金預かって、有望な会社に投資して、お金増やすんが俺の仕事やからな。特にうちは、徹底した調査と分析が売りでな、儲けるタイミングを見逃せへん。リーマンショックも俺にとっては、絶好の稼ぎ時やったわ」
天才投資家と呼ばれている悠人にとっては、リーマンショックは稼ぎ時だったかも知れません。しかし、お父ちゃんや東大阪の人達には大打撃です。
「悠人、みんなしんどい思いしてるのにそんな言い方あらへんやろ」
お父ちゃんは怒らず、優しく悠人を諭します。しかし、お父ちゃんの機嫌は、悠人には関係ないようです。
「そりゃここいらの町工場は痛い目見てるやろな。まあでも、ちゃんとしてる所は生き残るし、そうでない所は潰れる。そんだけの話しやろ」
そう言うと、待ち合わせがあると言って、悠人はすぐに帰ってしまいました。
手伝ってくれへん?
そんな悠人を舞は、ノーサイドに呼び出します。
「あんなお兄ちゃん。お父ちゃんの会社、大変やねん。借金あるのに売上減ってて、みんなの給与も貯金から出して」
そう説明すると、悠人は「そこまで行ってるのか」と驚いていました。
「そんで、何とかせなってお父ちゃん無理して、倒れてしもた。会社とかお金のこと詳しいやろ、お父ちゃんが会社立て直すの、手伝ってくれへん?」
突然の提案に驚く悠人。その時電話がかかってきて、その件はうやむやになってしまいました。
再建のために
1週間の入院を終え、お父ちゃんは会社に復帰しました。
「心配かけてすみませんでした。お見舞いもありがとう。知っての通り、今工場は厳しい状況にあります。なんとかして乗り越えて、どうかみんなの力を貸して下さい」
朝礼でそう挨拶したのです。
そんなお父ちゃんですが、現実は待ってくれません。
「社長、お話があります」
経理担当に呼ばれたお父ちゃんは、食堂で話しをします。
「なんべんも言わせてもらってますけど、人員の整理お願いします」
しかし、お父ちゃんはリストラだけは避けたいと思っていました。
「社長の気持ちはようわかりますけど、もう限界です。借金の返済期限が迫ってます。返済を待ってもらうためには、本気で再建する計画を銀行に示せへんことには、どないもこないも」
そう言われ、お父ちゃんも真剣に考えるのでした。
リストラ
夜、お父ちゃんは商品梱包担当のパート3名の履歴書を見ていました。そして、リストラすることに深いため息をつくのでした。
「しゃーないやんか。辞めてもらうのは辛いけど、しゃーないねんて。3人が抜けた穴、私が埋めるわ」
お母ちゃんはそう言ってお父ちゃんを励ましますが、お母ちゃんは経理の仕事があります。
「なんとかする。商品の梱包はやりなれてるし」
そんな二人の会話を聞いた舞は、自分でもできるかと聞きます。
「お父ちゃんとお母ちゃんが大変なん、黙ってみてるのは嫌やねん。商品の梱包やったら私でもできるんちゃうかな。お母ちゃんがやってるの見てきたし」
しかし、お父ちゃんもお母ちゃんも、舞に迷惑を掛けたくないと思っています。それでも、舞は手伝わせて欲しいと迫るのでした。
おばちゃんからの洗礼
それから1週間後、舞はお父ちゃんの案内で工場を見て回りました。
そして、舞が働くことになる検品と梱包の場所へ行くと、お父ちゃんは課長を呼びました。
「悪いけど、この子に仕事見せてやってくれるか」
パートのおばちゃん3名は、舞に仕事を見せてくれました。いっぱいのネジを箱詰めして、重さを計る仕事です。
「ほな、やってみるか。不良品ははじくんやで」
おばちゃんに言われ、舞は見よう見まねで箱詰めします。そして、重さを計ると、舞が箱詰めしたものを再度出しました。
「ここ傷あんな。機械の選別では見つけられへんかった傷や。これを見逃せへんことがIWAKURAの品質を保ってねん」
嫌味にも聞こえますが、おばちゃんにもプライドがあります。
「こないなお嬢ちゃんにうちらの後釜が務まるんやろか」
「素人でもできる仕事やと思われてるから、真っ先に切られるんやろ」
「うちらがどないな思いで働いてきたかも知らんと」
リストラされるおばちゃんたちは口々に文句をいいだしました。それを課長が止めました。
夢はあった
お父ちゃんは借金の返済猶予のために、銀行に来ていました。
「パートさん3名に退職してもらうことにしまいた」
しかし、銀行の反応は冷たいものでした。
「岩倉さん、もはやそうの程度でどうにかなる状況やあらへんのですわ。売上の増加ができなければ、人員削減もそうですし、機械を売るとかせんとですね。そういう抜本的な改善策を出していただかないと、これ以上の返済の猶予はできかねますな」
そう言われたお父ちゃんは、肩を落として工場に戻ります。工場では、鶴巻が残って作業していました。その鶴巻と一緒に貴司の実家のお好み焼き屋に行きます。
「信金に言われたんや。人も機会も減らして、工場小さくしたら、継続支援も考えるって。けど、機械売るってことはやで、夢を売るってことやろ。いろんな新しい物を作る夢」
お父ちゃんはそう言いますが、鶴巻はちょっと違った考えでした。
「売ったらええがな。あんたが工場継いだ時、あんな立派な機械なかったやんか。亡くなった親父さんとちごうて、経営もへたくそやな。愛想つかした従業員が一人減り、二人減り。ちっちゃい工場で俺と二人で働いてたやんか。俺はな、あの頃も悪なかったと思うで。機械売ったってかまへん。あのちっちゃい工場にだって夢はあったんやから」
そう言って励ましてくれるのでした。
退職
「こんなことになって申し訳ありません」
3人のパートのおばちゃんが辞める日、お父ちゃんとお母ちゃん、それに舞も3人に向かって頭を下げました。
「お嬢ちゃん、これだけは覚えておき。商品梱包の仕事は、最後の砦や。私らが不良品1個、ほこりひとつでも見逃したら、そのままお客さんの所に届いてしまう。ここのネジはええネジなんや。職人さん達が心込めて作っててな、そのネジをたった1個の不良品のために台無しにできへん。そう思って今まで気張って働いてきたんや。社長、頼むで。この工場、潰さんといてな」
おばちゃんの言葉は、プライドそのものでした。
「はい。必ず立て直します。その時は、またお願いします」
そう言って、おばちゃんたちを見送りました。
アピール
舞ちゃんが工場を手伝い始めて1ヶ月が経ちました。
「200個の注文やから、203個ずつ入れてな」
舞はおばちゃんが言っていた「商品梱包の仕事は最後の砦や」を思い出して、懸命にやっていました。
そして、昼休み。一人で食事を取り、疲れた方をほぐしていると、女性社員に声を掛けられました。
「そんなにしんどいですか?」
舞は、疲れた首をさすりながら答えました。
「なんや、えらい力が入ってたみたいで」
それを聞いた女子社員は、薄ら笑いながら言うのです。
「私、頑張ったっちゅーアピールかと思いましたわ」
どうしてそんな嫌味を言ったのかわかりません。女子社員は、言った後すぐに去っていきました。おばちゃんと仲が良かった女子社員なのかも知れません。
紛糾
お父ちゃんは社員達を集めて、話をします。
「残念ながら経営状態は改善してません。新規の仕事を受注する努力と並行して、今ある仕事のコストパフォーマンスを上げることをしていきたい。どないしてコストを下げて利益を上げていくか、みんなの知恵を貸して欲しいんや」
そう言うと、みんなに発言を求めました。
「輸入材料で作るってのはどうですか?」
しかし、岩倉のネジは品質が命です。安い材料を使うことで品質が下がっては、信用を無くしてしまうかもしれません。そして、不良品が増える可能性もありました。
「笠巻さんはどう思います?」
古株の笠巻に意見を求める声がありました。
「安い金型を長持ちさせて作るぐらいしか思いつかへんかな」
そなら品質を下げずに済みます。しかし、それは簡単なことではありません。
会議は紛糾するのでした。
アキラの悩み
アキラは笠巻とお好み焼きを食べに来ていました。
「どないしたん?何悩んでんねん」
笠巻はアキラに尋ねます。しかし、アキラは「何もないですよ」ととぼけるのでした。
「隠せると思うなよ。何年の付き合いだと思てんねん」
笠巻にそう言われて、アキラは観念しました。
「実は、扇さんにうちで働かへんかって誘われてて、給料も今の倍出すって。俺はね、岩倉に入ったばっかりの頃から、仕事に迷ったら笠巻さん手本にしてたんです。いっつも笠巻さんのこと見て、笠巻さんならどないするんやろって考えて、俺そうやって仕事覚えたんですよ。笠巻さんやったら、扇さんの誘い断るでしょ?俺かてそれが正しいってわかってるんです」
笠巻はアキラの言いたいことも理解できました。
「そやな、俺やったら断る。けどもうマネせんかてええ。俺とちごて、これから子供育てていかなあかん。3人もな、背負ってるものがちがう。いいかアキラ、お前もう一人前や。どこ行ったかて、立派にやっていける腕のいい職人や。自分で考えて答え見つけたらええ」
勧めることも、止めることも笠巻にはできなかったのです。
IWAKURAの絆
昼食の時、舞はアキラのテーブルに座らせてもらいました。
「サナエさん、予定日いつなんですか?」
アキラの妻は3人目の子供を身ごもっていました。
「5月の始めや」
舞は楽しみだと言って、にこやかに笑うのでした。それを聞いた同僚は「女の子やねんて」と、舞に伝えました。そんな会話を聞いた他の社員も会話に参加してきます。
「奥さんに似たらええけどな」
「女の子は父親に似るっていうからな」
「アキラそっくりの女の子、いかつそう」
「うちの娘のおさがりいる?」
「うちもベビーベッド残してるわ」
IWAKURAのみんなは、アキラの子供が生まれるのを自分のことのように待ち望んでいたのです。アキラは、居心地の良さを感じながら、どこか寂しそうでした。
不良品
舞が作業していると、課長が入ってきました。
「手際、ようなったわー」
そう言って舞のことを褒めてくれました。その時、舞は見つけました。
「あの、これ不良品ですか?」
舞が見つけた不良品を課長に渡します。
「ああ、そうね。これぐらいのキズやったら気にせんでも出荷する会社も多いけどね、IWAKURAにしたら不良品やね。現場にゆうてきてあげて、こんなん出ましたって」
舞は現場に報告に行く途中で、お父ちゃんが食堂にいるのを見かけました。その時お父ちゃんは、お腹を抱えて、痛みを抱えているようでした。そこに社員がやってきて、お父ちゃんを商談に連れて行きました。
お父ちゃんは、商談に行った会社で必死に頭を下げました。
「どんな仕事でもかまいません。よろしくお願いします」
しかし、そんな簡単に仕事がもらえる訳ではありません。
「そんなこと言われても、そちらにお願いできるような仕事はね」
それでも、お父ちゃんは食い下がります。
「機械は揃てます。品質は他所に負けはしません。何かありませんか?難しい注文でも精いっぱいやらせてもらいますよって」
お父ちゃんは、何度も何度も頭をさげたのでした。
夜食
会社でお父ちゃんのために夜食を作る舞。作ったのは雑炊でした。できた雑炊をお父ちゃんと一緒に食べます。
「どうや舞、仕事ちょっとは慣れたか?」
お父ちゃんに聞かれた舞は、今日見つけた不良品をお父ちゃんに見せました。
「お父ちゃん凄いな。私な、今日1万本以上ネジ見てん。けど、不良品はその1本やった。他のネジは綺麗ですべすべやってん。お父ちゃん、ええネジ作ってんねんな」
自分の仕事を認められ、お父ちゃんはとっても嬉しそうです。
「お父ちゃん、パイロットはリレーのアンカーやねん」
そういうと、お父ちゃんに説明しました。
「機体を作る人、空港で働く人、機内で働く人。大勢の力が合わさって、初めて飛行機は空を飛ぶ。頼むで、無事で飛行機飛ばしてなーっていうみんなの気持ち、バトンみたいに受け取ってパイロットは空を飛ぶねん。私な、ここで働いてたら、お父ちゃんパイロットみたいやなって思うねん。工場のみんな乗せてるから、絶対に飛び続けなあかん。そう思って飛び続けてるパイロット」
お父ちゃんは「そうや」と短く答えました。
「責任が重くて大変やけど、仲間がおるから頑張れるんやろ。みんなで、乗り越えられたらええな」
そう言われて、お父ちゃんは力を得た気持ちでした。
新規案件と不穏な悠人
翌日、お父ちゃんが食堂に入ってきました。
「みんな聞いてくれ、新規の仕事や。太陽光発電に使うネジや。普通3か月かかるところ、1ヶ月半で頼むって言われた。キツイ注文やけどな、成功したらかなり大口の取引になんねん。やってくれるか」
そう言われ、みんなは「はい」と答えました。
そして、食堂にいたアキラに所に行くと、お父ちゃんはアキラに言います。
「アキラ、早速設計の相談や。みんな頼むで、こっから巻き返そう」
そう言って一致団結した時、工場の外に車が止まりました。
降りてきたのは悠人です。
「さて、この工場、なんぼになるやろか」
最後に
最終週は3日間の放送でした。
不穏な行動をする悠人は、お父ちゃんの助けになってくれるんでしょうか?
リーマンショックの影響は、もう少し続きそうです。ただ、2010年になれば、回復していた印象があるのですが、どう描かれるのでしょう。そして、2011年をどう描くのでしょうか?
物語は残り半分。舞のパイロットへの夢、お父ちゃんとお母ちゃん、そして悠人。幼馴染の貴司と久留美、航空学校の同期達は、どんな成長をするのでしょうか?
来年も楽しみです。