解決 元彼の遺言状(2) 考察&ネタバレ

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解決 してしまいました。

てっきり、10話なり11話使って「元彼の遺言状」の話しなのかと思っていました。

しかし、おもいっきり裏切られて、2話で解決。

以下、ネタバレを含みます。

前回の内容

第2話のあらすじ

提案

相続した弁護士事務所から、軽井沢へ戻った麗子。

麗子は、森川家の関係者を集めて話しをします。

「皆様にとって有益なご提案があります。犬が吠えたんです」

そう言って、麗子は説明を始めました。

「第一発見者は篠田。その篠田が、朝食の準備中にバッカスの声を聞いたんです」

そして、「犯人はこの中にいる」と言います。

バッカスが吠えたのは、栄治の部屋に誰かいたからです。

そして、麗子と篠田は、栄治の車に轢かれそうになりました。誰が運転していたかはわかりません。

車の鍵は、車に挿しっぱなしになっていたようです。その車も、今はどこにあるかわかりません。

そして篠田に遺産を相続させるために「犯人の方は後でこっそり名乗り出て下さい」と言うのでした。

事情聴取・金治

社長の金治は、篠田が「犯人でいい」と言っています。

今、一連の騒動で、森川製薬の株価は大暴落しているようです。

そのため、一刻も早く幕引き死体と言うのが、金治の意見でした。

そして、幕引きをするためなら、300億円はくれてやる、そう言うのでした。

事情聴取・富治

社長の提案に富治は「僕が犯人になってもいい」と言うのでした。

富治が犯人になることで、森川製薬はもっと痛手を被り、そうなると会社はもうおしまいです。

富治は家を継ぐためだけに生まれ、栄治は富治を生かすために生まれました。

そんな会社は、もうどうなってもいいというのが、富治の本音でした。

麗子と篠田を轢こうとした栄治の車を良く使っていたのは、富治です。

その時の富治のアリバイは、山に入っていて証明する人はいませんでした。

事情聴取・原口

以前から、原口は何か話したいことがあるようでした。

それをいつも雪乃に邪魔されていました。やっと聞くことができます。

原口は、栄治が亡くなった当日、遅刻してきたことになっていました。

しかし、実際には原口は遅刻していませんでした。

篠田よりも先に栄治が亡くなっていることを知った原口は、雪乃に連絡したと言っていました。

そして、栄治の左腕には注射痕。しかし、栄治は左利きでした。

篠田が行く前の栄治のテーブルには、新薬のアンプルが置いてありました。

誰かが新薬を注射して、栄治を殺害した(?)ようです。

夜中の電話

「森川英二さんいますか?」

別荘にそんな電話がかかってきました。

掛けたのは、スクラップ工場からでした。

スクラップにされそうになったのは、栄治の車でした。

しかし、書類の不備があって、スクラップする前に連絡をしたのでsちあ。

車をスクラップ工場に持ち込んだ人は「富治」とサインしてありました。

そして、その車のトランクから、無くなった金庫が発見されました。

金庫が空かなかったので、車ごとスクラップにしようとしたようです。

金庫の中身

警察で金庫を開けようとしますが、暗証番号がわかりません。

村山弁護士の弁護士番号ではありませんでした。

その時に思い出したのが、村山弁護士が話していた「刺殺された人権派女性弁護士」でした。

篠田に連絡し、別荘内の村山の荷物を探してもらうことにします。

村山の鞄から手帳を取り出し、その中に弁護士番号が書かれた紙を発見します。

その番号を麗子に伝えて、暗証番号をあわせてみると、金庫は開きました。

金庫には、「遺言状の原本」と元カノに相続させるための「元カノの一覧」が入っていました。

さらに、金庫の引き出しには「DNA鑑定書」が入っていました。

富治を尾行

村山の鞄を探しているうちに、一つの鍵を見つけます。

その鍵を手にした時、富治がやってきました。その鍵を篠田は持っています。

車をスクラップ工場に持ち込んだのが、富治ではないかと篠田は疑います。

しかし、書類には富治とサインしてありましたが、富治は車の所在は知らないと言っていました。

怪しんだ篠田は、紗英がやってきた時に乗っていたタクシーに乗り込み、富治を尾行します。

紗英は、堂上先生から息子のりょうの面倒をみてくれるよう頼まれてやってきたと言っていました。

逃亡者・麗子

何かを考えていた麗子は、はっと気が付きます。

そして、警察に「今すぐ別荘へ送っていって」と頼みます。頼んだと言うより指示でした。

さすがに聞けない警察。

業を煮やした麗子は、金庫にあった書類を奪い、逃走を計ります。

スクラップを免れた栄治の車に飛び乗り、別荘を目指します。

その頃、篠田は尾行していた富治に見つかります。

そして、富治に問いただします。

「あなたが犯人ですね?森川製薬に致命傷を与えるのが目的では?」

しかし、富治は犯人ではないと言います。そして、「僕が殺すとしたら、父親ですよ」と言うのでした。

そして、富治は続けます。

「僕は逃げたんです。相続を放棄して英治に背負わせた。そう言う意味では、英治を殺したのは僕です。英治はなぜ逃げなかったんだろう?」

紗英の所在

警察から逃げて、別荘へ向かっている麗子。

そして、麗子は篠田に連絡して、紗英の居場所を聞きます。

「紗英はりょうと一緒に留守番してる」

篠田と合流した麗子は、篠田に書類を見せ「紗英があぶない」と言うのでした。

別荘へ到着すると、麗子と篠田は紗英を探します。

しかし、なかなか見つからない紗英、1階を見た後、2階へ移動します。

そして、栄治の部屋へ行くと。。。

紗英は一人座っていました。

りょうは、父親の堂上とキャッチボールしていました。

栄治の死の真相

また関係者を集める麗子。

「あの朝、バッカスが吠えたんです」

それは聞いたよという言葉を遮り、麗子は話しを続けます。

「バッカスが吠えたのは雪乃さんがいたからです。あなたが自分でそう言ったんです」

雪乃は、栄治が亡くなった時の状況で「また暗号を書いていた」と言っていました。

しかし、篠田が英治を見つけた時、その暗号が書かれていた本を閉じたのです。

でも、雪乃は暗号を書いていたことを知っていました。なぜか?篠田より先に遺体を見ていたからだというのです。

そして、雪乃は話し始めます。

「栄治が亡くなっているのを見た原口に『新薬のアンプルが置いてある』と呼ばれた」

雪乃は、栄治の主治医だった原口に資金提供していました。

そして、栄治が持っている森川製薬の株式の行方が、拓未の未来(新薬の未来)を握っていると思っていました。

英治の死期が近いと思った専務や雪乃は、原口に資金提供して英治に張り付いてもらっていたのです。

机に置いてあった新薬のアンプル。万が一、死因があの新薬ということになったら、発売中止になると思い、死亡診断書を改竄したというのです。

専務と雪乃は、栄治を殺害した犯人は「拓未」だと思っていたので、もみ消すことを考えたのでした。

しかし、拓実は犯人ではありません。

犯人が新薬のアンプルを置いたのは、雪乃達がもみ消すことを見越してのことだと言うのです。

結果、原口が死亡診断書を「病死」と書いて検死を免れたことで、事件は事件でなくなったのです。

村山弁護士の死の真相

村山弁護士が殺された理由は、犯人はどうしても知られたくない事実を村山が知っていたからだといいます。

そして、その答えは金庫にありました。

車をスクラップするための書類には富治とありました。

しかし、残念ながら僕じゃないんですと富治はいいます。

そして、富治じゃない決定的な証拠がありました。

「バッカスは吠えなかったんです」

英治が見つかった朝から遡って前日の晩まで、バッカスが吠えたのは遺体になった栄治のところにいった雪乃にだけです。

バッカスが吠えれば、寝ていても気づくといいます。

そして、真犯人はバッカスが吠えない人物、それは……

「篠田です」

解決

「もうやめましょうよ、茶番は」

そういったのは、堂上でした。

堂上が英治と村山弁護士を殺したと告白しました。

せっかく、真犯人はボカして、篠田を犯人にして遺産を得ようとした麗子の思惑は外れてしまいました。

真犯人が名乗り出れば、その真犯人が相続者になります。遺言状が無効にならなければ、ですが。

そして、なぜ殺したのかを解明していきます。

まず、金庫に入っていたのは、元カノリストとDNA鑑定書でした。

DNA鑑定書は検体1と2は親子だと鑑定しています。それは誰と誰だったのか。

そして、もう一つの「元カノリスト」には、栄治の遺産を「辞退した人の名前」が載っています。

紗英は、辞退した人を知っていました。だから、麗子は紗英が命を狙われていると思ったのです。

相続辞退したのは「佐藤真佐美」という名前でした。

それは、堂上の元奥さんです。実は、英治と不倫していたのでした。

そして、DNA鑑定書は英治とりょうくんの親子関係を示すものだったのです。

堂上は、妻が不倫し、子供が栄治の子だということを知っていました。そして、ずっと殺意を抑えて生きてきたと言います。

そんな時、偶然遺言状を見てしまっていました。

じっと我慢していた堂上を嘲笑うかのような遺言状に、堂上はキレて犯行に及んだのでした。

逮捕される麗子

最後に麗子は、堂上に質問します。

「紗英を呼んだのは殺すためですよね?なぜ殺さなかったんですか?」

それに対して堂上は、「りょうが来たんです。キャッチボールしようって。右手でちゃんと投げられるようになったよって」と言うのでした。

左利きは栄治からの遺伝。そして、堂上の子として、右利きに矯正しているりょう。

りょうが堂上を父親に戻してくれたんですね。

そして、警察が呼ばれ、堂上が連れて行かれます。

1人残されたりょうに麗子が言います。

「よく聞きなさい。お金はあんたを守ってくれる。でも、そのお金を狙ってくだらない大人がたくさんやってくる。そんな時、お金を守れるのは法律だけなの」

そう言って、困ったら連絡するように名刺を渡しました。

「私が代理人になってあげる」

そう言って立ち去ります。

しかし、帰ろうとする麗子を警察が呼び止めます。

手錠を掛けられる麗子。

警察から逃げ出した時の「窃盗罪と公務執行妨害」が罪状でした。

バディ誕生

捕まった麗子を助けてくれたのは、富治でした。

そして、富治は篠田は出ていったと麗子に伝えます。

麗子は、相続した事務所に戻ります。仕事を辞め篠田の依頼を受けましたが、新しい職場は決まっていません。

1階の古本屋に「お客」がいることを聞きます。

そこにいたのは篠田でした。

篠田は村山の鞄にあった鍵を持っていました。それがこの事務所の鍵だったのです。

それを見た麗子は、

「部屋の掃除は今日中に終わらせて、それから毎日腕によりをかけて私に食事を用意して。それが条件よ」

と言って、篠田を採用するのでした。

麗子は栄治から「しのだをたのんだ(篠田を頼んだ)」と暗号をもらっていました。

不明点の答え

  1. 栄治を殺した犯人がいるのか?
  2. 村山を殺した犯人は誰か?
  3. 麗子と篠田を轢き殺そうとしたのは誰か?
  4. 篠田には遺産の贈与がなかったのはなぜか?
  5. 元カノとして相続する不動産を放棄した1人は誰か?

これが、前回の不明点でした。

1と2と3は堂上でした。そして5は堂上の元妻でした。

4は、明確な理由はありませんでしたが「篠田を容疑者だと読者に思わせるため」というところでしょうか?

ただ、篠田に遺産は残されませんでしたが、麗子に篠田は託されたのでした。

最後に

最初にも書きましたが、まさか2話で解決してしまうとは思いませんでした。

確かに物語を詰め込み過ぎて、変だとは思っていましたけど。

そして、3話以降は、バディとなった麗子と篠田が、新たな事件にかかわるようです。

次回予告はこちら

「元彼の遺言状」というタイトルでしたが、これからは遺言状とは関係のない事件なんでしょうか?

やっぱり気になるので、原作を読みたくなりますね。

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