篠田の正体 は?
謎が多い篠田についてまとめました。
原作でも出てくる名前なのですが、キャラクタはドラマオリジナルです。
以降、ネタバレを含みます。
第4話 人気作家の告白
事件の概要
篠田が敬愛する女性ミステリー作家・秦野廉が、大ヒット作『胡桃沢啓二シリーズ』の最新作を13年ぶりに発表することになります。
その記者発表会見がオンラインで生配信されるのですが、その場で秦野廉が「私は人を殺しました」と告白します。
そして、その告白で指定された住所には、本当に死体がありました。
しかし、警察に「夫を殺しました」と自首する女性が現れました。死体1つに犯人が2人いるという状況になってしまいました。
秦野廉の発表前の小説を読んだ家政婦がDVの夫を殺したので、殺人教唆になると言うのです。
事件の展開
しかし、家政婦は読んでいないと言うのです。ただ、家政婦は殺したとは言うものの、詳しいことは話していませんでした。
家政婦には娘がいて、娘をかばっているのではないかというのが警察の見解でした。
娘は「お母さんは殺していない」と言います。娘は小説を読んだような素振りをしていました。
そして、家政婦は「小説を読んだ」と証言を変えました。娘は、お母さんは私をかばっていると言って、自首しようとします。
犯人
それを聞いた麗子は、娘に「自首するなら明日にしなさい」と言い、1日自首を延期させました。
そして、麗子は篠田と共に秦野廉に会いに行きます。
そこで麗子は、秦野廉に家政婦の家に行ったことがあるか尋ねます。しかし、秦野廉は「ない」と言います。
そして、秦野廉は娘が小説を読んで、殺人を犯したと言います。
ただ、麗子達は13歳の娘に大人を殺すことができるか疑問です。すぐに絶命せず、物音やうめき声が、壁の薄いアパートで周囲に聞こえてしまうと言います。
そうすると、秦野廉は工事や電車の音で、物音やうめき声は聞こえないと言うのです。秦野廉は、家政婦の家に行ったことがあるからこそ、家政婦の家は工事や電車の音が大きいことを知っていたのです。
実際には、秦野廉が殺していたのでした。娘は母をかばい、母は娘をかばおうとしたのです。
篠田に関する事実
篠田は森川栄治の先輩ということでしたが、「大学に行っていない」と栄治に話しているシーンがありました。
第5話 暗闇の毒殺
事件の概要
篠田とケンカした麗子。篠田は紗英と、麗子は前の事務所の代表とパーティに参加しました。
そのパーティ会場で、暗闇の中で殺人事件が起きました。
代表の真梨邑礼二が挨拶の始めに一緒に会社を立ち上げた共同代表の庄司健介への感謝の言葉を言った時、事件は起きたのです。
事件が起きる直前、暗闇だった会場に光が差しました。ドアが開いて誰かが入ってきたのでした。
殺されたのは、投資家でした。
犯人
麗子達は、警察での事情聴取に向かう途中、暗闇の会場に入ってきた女性とすれ違います。
女性はペットショップを経営していて、真梨邑と庄司の会社と取引がありました。
そして、その女の夫は、1週間前に殺されていました。犯人は見つかっていません。
女性には完璧なアリバイがありました。ただ、女性の夫は女癖が悪く、女性は殺人を犯す動機はありました。
そして、気づきます。今回の殺人は交換殺人ではなかったのかと。
女性の夫を殺してもらう代わりに、パーティ会場で会場の扉の一番近くにいる人物を殺す。そういう約束だったのです。
本来なら、殺された投資家の席には、庄司が座っている予定でした。犯人の女性は、誰を殺すかを聞かされておらず、間違えて投資家を殺してしまったのでした。
女性と交換殺人を契約していたのは、真梨邑でした。
篠田に関する事実
森川栄治との出会いは、溺れた子供を助けたことが切っ掛けでした。てっきり、サークルで知り合ったのだと思いましたが、偶然(あるいは篠田が狙った必然)だったんですね。
そして、警察に関わらないようにする篠田。何かあるようです。
麗子は、篠田に内緒で武田信玄こと黒丑に篠田の調査を依頼していました。
第6話 密室の教会の殺人
事件の概要
ホストクラブ『戦国』のナンバー2ホスト森蘭丸から、武田信玄こと黒丑のもとへ助けて欲しいと連絡が入ります。
森蘭丸は、ナンバー1ホスト織田信長を殺しました。そして、森蘭丸は自分がいなかったことにする工作を行いますが、犯行現場の教会の部屋からなぜか出れませんでした。しかたなく、武田信玄に連絡したのです。
森蘭丸は栗花落ホールディングスの社長の息子でした。社長は会社の利益を守ることを希望しています。
そのためには、麗子は嘘をつかないことを条件に弁護を引き受けました。
事件の経緯
犯行現場の教会は密室でした。
森蘭丸に事情を聞きますが、発言は矛盾だらけです。当然です。犯人なんですから。
ただ、教会の神父は何かを知っているようでした。
篠田はミステリーの知識を元に、教会の密室を解き明かそうとします。
そして、ナンバー3ホストの柴田勝家から麗子に連絡が入ります。
勝家が言うには、信長と蘭丸は兄弟同然でした。信長が少年院に入る切っ掛けとなった事件でも蘭丸も関わっていて、同じく少年院に入っています。
それもあって、信長は自身の生命保険の受取人を蘭丸にしていました。しかし、信長の独立が決まり、保険は解約されることになっていました。
「授かり効果」は、もらったと思っていたものを奪われることに苦痛を感じるというものです。蘭丸はもらえると思っていた保険金がもらえないことになり、解約する前に殺人をおこなったのでした。
犯人
栗花落ホールディングスの社長に事実を話します。嘘をついていた蘭丸に対して、麗子は弁護できないと言います。
しかし、事件はこれで終わりませんでした。
蘭丸が信長を殺害後、逃げようとしたのに扉が開きませんでした。それは、誰かが開かないようにしていたからでした。
神父は、蘭丸を焚き付け洗脳し、信長を殺させたのでした。
神父は信長の過去の告白を聞いていました。その中に信長たちが少年院に入る事件がありました。その事件の影響でできた渋滞で、神父の急病の子供が病院に辿り着けず死んでいました。
神父は蘭丸が殺すことを想定して、密室を作り、扉を開かないようにしたのでした。
篠田に関する事実
麗子は黒丑に調べさせた報告書の内容を篠田に話します。
「たしかに栄治の大学のミステリーサークルには、篠田敬太郎という人物がいた。
しかし、見た目は全くの別人で、すでに死亡し、もうこの世にはいない。
篠田、あんた、いったい何者?」
考察
篠田のわかっていること
現時点篠田に関することのを纏めてみます。
- 篠田は麗子の電話番号を知っていた
- 麗子と栄治の関係を知っていた(栄治に聞いていたから?)
- 栄治と同じミステリー研究会にいた先輩(嘘)
- 麗子とはミステリー研究会の飲み会で会ったことがある(写真があったが合成?)
- 栄治に頼まれて別荘の管理人をしていた
- 篠田は警察に関わらないようにしている
- 栄治との出会いは子供が溺れたのを助けた時
- 篠田敬太郎はすでに亡くなっている
これだけでは、篠田が何者なのかわかりません。
原作の篠田
原作にも「篠田」は登場します。麗子に栄治の死を知らせる人物です。
ただ、篠田は栄治の幼少期からの友人として出てきます。森川家とは家族ぐるみの付き合いをして、エスカレータ式の学校に栄治と一緒に入っているという設定です。
もちろん、別荘の管理人はしていません。さらに、麗子と軽井沢に同行することもありません。
篠田についての考察
以上のことから、篠田はドラマだけのオリジナルキャラクタとして登場しています。
そして、警察には関わらないようにするところから、何かの犯罪に絡んだ人物なのだと推測できます。
しかし、森川製薬の事件は2話で終わり、3話以降は単発の事件になっています。
篠田が絡んでいる事件は、現状ではなさそうです。
現時点で篠田が誰なのかを断定することはできません。しかし、栄治は麗子に暗号を残して篠田を託しました。
栄治と麗子が別れることになった原因、あるいは麗子の過去に関係する人物なのではないかと推測します。
最後に
次回、篠田の秘密が明らかになるような予告でした。
その秘密を絡めて、最後の事件へと続いていくような気がしています。
なんだかんだ、原作も読み、楽しんでいます。
↓3話以降はこちらが原作になっています。