庶民舐めんなよ やんごとなき一族(1) ネタバレ

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庶民舐めんなよ 資産家の一族に嫁いだ庶民の娘の物語。

「やんごとなき一族」の第1話と第2話のまとめです。

大衆食堂の娘と莫大な財産を持つ一族の子息との結婚は、問題ばかりです。

そして、令和の時代とは思えないような男尊女卑的な発想、本妻と愛人のバトル。

やんごとないドラマになっています。

やんごとなき一族公式HP

プロポーズ

「俺と結婚して下さい!」

その瞬間、光る東京タワー。健太は交際して2年の記念日に佐都にプロポーズしました。

「はい、お願いします」

即答でプロポーズを受ける佐都。

佐都の実家は「まんぷく屋」という大衆食堂です。お母さんと佐都で切り盛りしています。

そのまんぷく屋のモツ煮が、好きだと言ってくれる健太。

常連のお客さんにも祝福され、幸せな日になりました。

深山グループ

「深山グループってあの?健太の家が?」

健太は言っていませんでしたが、深山グループというやんごとなき一族の子息だったのです。

迎えの車が佐都の家まできて、健太と一緒に乗り込みます。

ただ、実家とはずっと距離を置いていたという健太。金で繋がっているだけの家だといいます。

途中、大きな橋が見えました。深山橋と書いてあります。

「ここからうちの敷地」

広大な土地が広がっています。門で車を降りると、門から見える広大な庭。その先に巨大な建物。

「やんごとない」

思わず言ってしまうほど、佐都とは縁のないような豪邸です。

下々の人間

お迎えしてくれる、お母さん。深山久美。

「許してちょうだいね」

そう言って佐都を突き飛ばすと、門を閉めてしまいます。

「佐都さんと言ったかな?自分の身の程がわかっているなら、もう二度とこの敷地を跨ぐなんて身の程知らずなことは考えるな」

私は、こんなに蔑まれなければならない存在じゃない、そう佐都は思います。

しかし、深山グループとは、そういう一族なのです。

「結婚は家のメリットでするもの。そんなにあの女が好きなら、2号(愛人)にして手元に置いておけ」

父親・深山圭一に健太はそう言われ、決心がつきました。

「もううんざりだ。終わりにする。こんな家とは縁を切る」

そう言って家を飛び出しました。

圭一からの連絡

佐都に非通知で着信がありました。相手は、健太の父・圭一です。

圭一の会社に呼ばれた佐都。圭一は健太と別れるように言います。

「ここまでどうやってきた?ここまできた土地、全てが深山の土地だ。
 普段の生活ができるのも、深山のおかげだ。
 ケンタとは別れて欲しい。大事な息子を奪わないでもらえるか?」

そう言って、アタッシュケース詰めたお金を渡して、佐都と健太を別れさせようとします。

しかし、佐都はお金は受け取りません。ただ、健太とは別れると告げます。

入籍

「別れるってなんだよ、家を捨てるって言ったじゃないか」

佐都と別れるぐらいなら、深山を捨てると言う健太ですが、佐都は立場の違いを痛いほど感じていました。

「あーめんどくさい。健太の実家を見た時、正直引いちゃったんだよね。これが私が出した結論だから、帰って!」

そう心にもないことを言う佐都に、健太は食い下がります。

「本心か?本心だったら顔見て言えよ。
 一緒になったら不幸になる?
 俺は一緒にならなかったら不幸になる。佐都はちがうのか?」

そう言う健太を突き放すことはできませんでした。

そして二人は、深山の了承を得ないまま、入籍しました。

跡取り

「健太は一度こうと決めたら諦めない子。このままでな、一生健太を失ってしまう」

入籍した健太を取り戻そうとする深山家の人々。

そこで、深山家で行われる「桜を愛でる会」に健太と佐都を招待することにしました。

佐藤の母の桜の着物を着て、健太と共に佐都は深山家に出かけました。

そこでの圭一のスピーチで驚くことが発表されました。

「長男・深山明人の代わりに、深山健太を深山グループの跡取りとする」

集まった各界の著名人の前でそう宣言してしまって、もう後戻りはできません。

健太と佐都は、跡取りとして、深山の家に住むことになりました。

深山家

深山家の来歴を佐都に話してくれたのが、長男の嫁・深山美保子です。

親切そうにしてくれていますが、跡取りの嫁という地位を奪われ、佐都を追い出そうとしています。

「深山家は、清和天皇の流れをくむ高家。徳川の世から400年も続く名家」

という表現がありました。

清和天皇と言えば、子孫は源氏が有名です。もちろん、公家もいます。

そして、高家と言えば、名家・権勢家のことを表します。しかし、「徳川の世から~」という表現があったので、江戸幕府の役職についていたことを言ってるのかも知れません。

有名なのは、赤穂浪士で有名な吉良上野介の吉良家は、高家として有名です。そして、足利の支流です。足利は清和天皇からの源氏の流れで、直系とは言えませんが、家柄がいいのは間違いありません。

もしかすると、深山家は吉良家をモデルにしてるのかも知れません。

清和天皇の流れをくむ河内源氏の話し

祖母

腰痛で療養していた祖母・深山八寿子やすこが深山家に戻ってきました。

八寿子は、先代の女主人で、圭一の母親です。

深山家の女性たちが、みんな気を引き締める程の人です。

「深山家の跡取りの嫁は、一族の発展のために人生の全てを捧げるべき」

そういう考えの持ち主です。

その八寿子が家に到着した時、みんなでお出迎えをします。しかし、佐都は迷子になった子供を探していて、間に合いませんでした。

迷子になった子供は、庭の池に落ちて溺れていました。後先考えず、飛び込む佐都。

無事、助けることはできましたが、目立ってしまったことで、反感を買ってしまいました。

庶民舐めんなよ

着替えを貸すと言う美保子について行った佐都は、自宅のサウナに閉じ込められてしまいました。

その時、佐都のスマホが鳴り、代わりにでる美保子。

「お母さまが倒れた!?佐都さんにお伝えしますわ」

しかし、美保子はサウナの外。木をはめて佐都を出れないようにしてしまいました。

強引に扉を壊して、外に出る佐都。

「庶民、舐めんなよ」

ブチ切れていました。

健太

サウナから出た佐都は、美保子に詰め寄ります。

しかし、あっさり交わされ、母親のお見舞いに行くならお婆様に挨拶してから行くように言われます。

「深山の跡取りと結婚した以上、ここがあなたの家です。あなたの役割は、この家を発展させることです」

祖母・八寿子には、そう言われてお見舞いに行けなくなってしまいます。

佐都は、「健太と結婚したんじゃなくって、この家と結婚した」と、改めて思うのでした。

健太が帰ってくると、佐都が家事をやっていることに驚きます。

「佐都、何してるんだ、早く行ってやれ」

そう言って送り出してくれます。そして、佐都がやっていたことを健太が手伝ってくれます。

八寿子はみっともないと健太に言いますが、健太は

「男だからとか女だからとかどうでも良くない?おばあちゃん達もそれで苦しんだんだろ?」

そう言って、古いしきたりのこの家をぶっ壊したいと言うのでした。

愛人登場

深山家に葛西綾がやってきます。綾は、圭一の愛人です。

出迎えた本妻・久美は、綾が愛人であることを知っています。綾は圭一が忘れたカフスを届けにきました。

その場面にすれ違う佐都。

ただならぬ関係だと思われましたが、母の病院に急ぎます。

病院では、母は元気そうでした。

「お嫁に行ったんだから、向こうの家を大事になさい。必要とされる女主人になりなさい」

そう言って、佐都を励ましてくれました。

狩り

翌朝、八寿子に「ご指導、ご鞭撻のほど、お願いします」と、改めて挨拶する佐都。

圭一の意向もあって、八寿子は引き受けました。

八寿子に佐都の指導をするように言った圭一ですが、圭一の思惑は佐都を一人前にすることではありませんでした。

「狩りをしたことがあるか?獲物を追い詰めて、追い詰めて、袋小路に追い詰める。勇猛果敢でも、最後には許しを乞う目で見つめてくる。そこをズドンだ」

そう側近に話すのでした。

クルトン事件

末娘・有沙から「助けて」と連絡を受けた佐都は、文字通り飛んで駆けつけます。

しかし、有沙は「お腹が減った。助けて。何か作って」と言うのでした。

仕方なく、食パンを使ってフレンチトーストを作る佐都。

そこに、圭一が帰宅する連絡が入ります。

圭一の飲むスープを作る久美。ただ、クルトンを作るための食パンは、佐都が使ってありません。

クルトンがないスープに激怒する圭一。

「私が許せないものを知っているか?規律を乱す者だ。お前より綾の方がよっぽど気が利く」

そう言って、スープを床にこぼしました。

佐都は自分が食パンを使ってしまったことを言い、さらに圭一に意見します。

「愛人のところへは行かないで下さい。こんなのおかしいです」

そこに八寿子がやってきて

「本妻は家を守り、仕事の主人の疲れを愛人が癒す。健太だって愛人を持ちます。その時にどうするか考えておきなさい」

これが世にいう、「クルトンスープ事件」です。

習い事

八寿子の指示で、ぎっしり習い事の予定を入れらている佐都。

日本舞踊では、いきなりしごかれたりしています。

しごかれて疲れている佐都に帰宅した健太が、湿布を貼ってあげてくれます。

新婚のいい雰囲気になりますが、扉の外では聞き耳立てる使用人がいます。

「お気になさらないで下さい」

そういうものの、気になります。しかし、跡取りを生むことは、深山家に入った嫁には重要なことだということですね。

秘書

「狩りを始めよう」

そう不敵に言う圭一が準備したのが、健太の秘書でした。

秘書の立花泉がフランスから帰国しました。

健太は、泉のことが好きだったのですが、結婚を嫌った泉が恋人とフランスへ行ったのです。

その泉が、秘書として圭一に呼び戻されました。どういう流れなんでしょうか?

健太と泉は再会早々、いい雰囲気です。

深山家の買い物

洋服屋を貸し切って、健太の専務就任の祝賀会で着る衣装を買いにきました。

佐都は、健太に買い物用にとブラックカードを渡されていました。

そして、長男嫁・美保子と三男嫁・リツコが、佐都の衣装を買いに同行しています。

佐都のセンスのない服装ではなく、深山家にふさわしい服装をさせようと言うのです。

何着も試着して、やっと決めた佐都ですが、リツコは「ここからここまでちょうだい」と爆買いです。

「やんごとなさの無駄遣い」

そう言う佐都ですが、見立ててもらったドレスを購入しました。

その帰り、佐都は綾に遭遇します。

「愛人は必要不可欠。正妻は子供を産んで家を守るのが仕事。愛人は家の重圧を解放してあげるのが仕事」

そういう綾に佐都は反発します。

綾は、佐都にケール入りのドリンクを頭からかけました。

専務就任祝賀会

お世話になった方へ案内状を出していた久美。綾にも出していました。

普通であれば遠慮する愛人・綾ですが、当てつけのために祝賀会にやってきます。

そして、綾が出した花の位置が気に食わないと文句を付けます。

「はばかりながら、一言申し上げます。今日という日に貴女はふさわしくありません。お引き取り願いますか?」

佐都は、そう言って綾を帰らせます。

「佐都さん、大変なことをしてくれたわね」

久美にそう言われますが、久美も嬉しかったようです。

「でも、胸がスーッとした」

そう言って笑ってくれました。

秘書のお披露目

健太の就任祝賀会で、秘書の立花泉が紹介されました。

しかし、登場した服装は、佐都と同じ衣装でした。

なんと、その衣装は、泉に美保子がプレゼントしたものでした。

同じ衣装ですが、泉の方が映えていました。恥ずかしくなる佐都。その佐都に泉が近づきます。

「配慮が足らず、申し訳ありません。出直します」

そう言って、圭一がそのままでいいと言うのを断り、会場を後にします。

追っていく健太。

「ずいぶん親密そうだ。心配することはない、愛人にすればいいだけだ」

そういう圭一の罠にしっかり嵌められてしまいました。

動揺する佐都ですが、

「堂々としてなさい。深山の女でしょ?さっさと行って挨拶してきなさい」

そう言われてしまいます。しかし、どうしても心配してしまう佐都でした。

最後に

現代ドラマとは思えない「やんごとない」一族の話しです。

健気で一生懸命、そしてかわいらし雰囲気は、土屋太鳳にぴったりです。

泉の登場で、佐都と健太との関係がどうなるのか、楽しみです。

「庶民舐めんなよ」という反骨心が、とてもスカッとします。

次週に期待したいです。

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