繋がる過去 カムカムエブリバディ(ひなた編7)ネタバレ

カムカム映画・ドラマ
カムカム



繋がる過去、20週のまとめです。

ネタバレを含みますので、ご注意下さい。

先週19週の内容はこちら↓



ジョーとトランペット

ひなたと桃太郎のケンカの仲裁で、トランペットを吹こうとしますが、上手く吹けないジョー。

ジョーが昔、トランぺッターだということを信じられないひなたと桃太郎です。

「作り話やない、ホンマの話や」

そうして、ジョーは過去を話し始めます。

「トランペットもるいも失って、死のうかなって思った。おかあちゃんが、るいが救ってくれた」

そして、ドラマでは描かれなかったジョーの苦悩も話します。

回転焼き屋を始めてからも、お医者さんや治療方法を探していたと。

しかし、症状は改善されず、トランペットは吹けないままでした。

吹っ切れたというジョーは、ひなたと桃太郎のいいお父さんになれたら、それで幸せだというのでした。

「それでも人生は続いていく、そういうことや」

ただ、るいは諦めていません。

「私は信じてる、ジョーさんがトランペット吹けることを」

しかし、ジョーは上手く吹けた時の夢みたいな音が出る感覚が、薄れていってしまっていると言うのです。

「トランペットが僕にさよならを言ってる、そんな気がするんや」

そう言って、トランペットをケースにしまうのでした。

クリスマス

算太

クリスマスイヴ、買い物に出たるいが帰ってくると、店の前に老人が立っていました。

そして、誰かに気づかず、回転焼きを焼こうとするるいに老人は話しかけます。

「るい、るいじゃの?」

そこには、算太が立っていました。

ひなたが帰ってくると、茶の間でるいが算太にお茶と回転焼きを出しています。

ひなたは、るいに算太を紹介します。

「算太さんや、条映のCMの振り付けをした」

逆に、るいはひなたに紹介します。

「お母さんの叔父さんや」

その事実を聞かされて、ひなたは驚くのでした。

繋がる過去。

たちばな

そして、回転焼きを食べる算太。

「たちばなの味や」

ひなたにはわからないことがいっぱいです。

大叔父さん?たちばな?

そして、店からジョーがやってきて、算太に泊まっていくようにいいます。

桃太郎も帰ってきて、算太も含めた一家で夕飯を食べます。

チキンは手羽先のから揚げ、とてもおいしそうです。

そして、桃太郎は算太に野球をやっていることを伝えます。

「勇ちゃんに似たんかのう」

さらにわからないことが増えました。父方の大叔父?

とにかく、算太も含めて、一家団欒のクリスマスイブを過ごしたのでした。

昔のこと

朝、算太は小豆のおまじないで起きました。昔もあった光景です。

るいは、算太に聞きたいことがありました。

「雉真の家から消えて、どこいってたん?なんでお母さんは慌てて叔父さんを追って大阪に行ったん?本当のことを教えて」

しかし、算太は「昔のことは覚えていない」そう言ってはぐらかすのでした。

そして、繋がらない過去。

繋がる過去

商店街の福引会場で算太がサンタの扮装で手伝います。

そこに福引券を持ったひなたがやってきます。

ただ、ジョーもひなたも福引には縁がありません。

そして、算太に福引を引くように言うひなた。

そんな時、吉右衛門が出てきて、算太の昔の記憶が甦ります。

そうして、見上げた「あかにし」の看板を見て、岡山の商店街と記憶がダブります。

その時、まだ小さかった頃の安子が算太に駆け寄ってきました。幻です。

「お兄ちゃん、ダンサーになれた?踊って!」

その言葉に、算太は踊りだします。

昔を思い出す算太。

楽しかった子供の頃。

岡山の思い出。

まさに。走馬灯のように甦ります。

そして、商店街のみんなが楽しそうに見る中、おもちゃのトランペットを吹く少年、ピアノを弾くジョー。

踊り終わった算太には、岡山のたちばなが見えていました。

そして、涙を流し、算太は倒れてしまうのでした。

クリスマスプレゼント

走馬灯

倒れた算太の財布の中には、病院の診察券が入っていました。

そして、ジョーが電話すると、入院してた病院を抜け出したことがわかります。

算太は、いつどうなってもおかしくないぐらいの病状だったのです。

そんな状態だからこそ、最後にるいに会いにきたんだと思います。

その倒れた算太をお見舞いに、赤螺の清子と吉右衛門がやってきます。

算太は清子のことも、吉右衛門のことも思い出します。

「あんたがラジオを盗んだ日に生まれた、吉右衛門じゃ」

そして、算太はるいにプレゼントを渡します。

「るい、メリークリスマス」

それだけ言って、息を引き取りました。

そして、算太の葬儀は、モモケンが執り行ってくれました。

プレゼント

葬儀の後、るいは算太からもらったプレゼンを開けてみます。

中には通帳が2つ入っていました。

1つは昭和24年から始まって、昭和26年にはだいぶ貯まったもの。

昭和26年は算太が失踪した年でもあり、安子がいなくなった年です。

もう1つは、昭和59年に開設されたもの。

一度、ひなたに連れられて大月にやって来た年です。

どうやら、仕事のあるたびに、入金していたようでした。

繋がる過去。

そして、ジョーはひなた、桃太郎もつれて、岡山に里帰りしようと言うのでした。

岡山

雉真勇

岡山に大月家4人が、算太の遺骨を持って里帰りします。

大きな雉真の家をみて驚くひなたと桃太郎。

「雉真?雉真繊維?あの実業団で有名な?お母ちゃんの父方の家?」

おどろく桃太郎にるいは4つの「そうや」で答えます。

そんな時、門が開いて、勇が出てきます。

「るいか!?」

るいの挨拶を遮り、家に呼び込む勇。高校野球がいい所でした。

野球バカなところが、昔とちっとも変わっていません。

繋がる過去。

雉真雪衣

そして、雪衣登場。

「るいちゃん、お帰り」

キツさが取れ、穏やかになったように見える雪衣。

部屋に算太の遺骨を置いて話しかけるるい。

「算太叔父さん、岡山帰ってきたよ、久しぶりでしょ?」

ここで標準語です。たまに出てくる標準語は、何か意味があるのでしょうか?

そして、その言葉を聞いた雪衣が昔を語りだします。

「家が手に入ったら一緒に暮らそう」

算太にそう言われ「それでもいかも」そう思っていたが、算太を傷つけてしまったと告白します。

そして、たちばな再建の資金を持ったまま、算太はいなくなってしまったのです。

そこで、るいは聞きます。

「お母さんはホンマに叔父さんを探すためだけに大阪に行ったんじゃろうか?」

「もちろんじゃ」

るいの疑問に即答する雪衣。

るいの疑問は、まだまだあります。

「ロバートさんに会うためでは?」

「ロバートさんのことはよう知らんのじゃ。算太と一緒にたちばな再建する、安子さんはその一心じゃった」

繋がる過去。

雪衣は、幼かったるいに「安子はるいを雉真に返そうと思っている」とか、疑心を抱かせるようなことを言っていました。

だからこそ、るいは安子を恨むことになったのですが、そこは触れられませんでした。

デッパーマウスブルース

岡山時代、安子や稔、るいも訪れたことのあるジャズ喫茶です。

定一が亡くなった後、店を閉めたはずと言っていました。

しかし、同じ名前の店があるとジョーが聞いて、るいと一緒に訪れました。

そこにいたのは、定一の子供の健一でした。見た目は定一です。

安子が稔との間に女の子を授かったことは、定一に聞いていたと言います。

そして、るいに安子の話をしてくれました。

「進駐軍と駆け落ちしたって悪く言う奴もいたけど、安子ちゃんはそねえな子じゃねぇ。ワシが保証する」

繋がる過去。

終戦記念日のサイレン

8月15日は、何年経っても特別な日です。

るいとジョーが出かけ、残された桃太郎とひなた。

キャッチボール

勇は昔から野球が好きでした。

「るいという名前は、野球の塁からとった」

「丈一郎の丈は、ジョーディマジオからから取ったのか?」

とか、勇は言うのです。

そして、桃太郎とキャッチボールをした際には、

「オナゴを好きになった時は、アレやったら、コレやったらと先延ばしにするんじゃない。絶対報われんぞ」

勇の実体験だけに言葉の重みが違います。

その昔、勇は高校野球で甲子園を目指していました。

しかし、戦争がはじまり、地方予選の途中で断念した経緯があります。

「甲子園に行ったら安子に告白する」

「進駐軍との野球で勝ったら安子に告白する」

そうやって先延ばししても、報われることはありませんでした。

繋がる過去。

ラジオ英会話

ひなたはるいが過ごした部屋で、昔のラジオ英会話のテキストを見つけます。

昭和20年、繋がる過去。

そして、12時のサイレンと共に、ひなたは幻をみます。

ラジオ英会話をやっていた平川先生が登場しました。

英会話に行っても、聞き流ししても、上達しないと平川先生に相談します。

「なぜ赤ちゃんは語学の勉強をしようと思っていないのに喋れるようになるのか?」

「急がず、無理せず、毎日の積み重ねが大事」

そう言われて、メモを取るのでした。

神社

神社は、安子編でよく出てきた場所です。

安子と稔でデートしたり、稔が無事に帰ってくるように願掛けした場所です。

そこに、るいとジョーがお参りにきます。

12時のサイレンと共に、るいも幻をみます。

るいの隣に、稔が立っていました。

生前、稔は夢がありました。

「戦争が終わったら、どこの国とも自由に行き来できる、どこの国の音楽でも自由に聴ける、そんな世の中になって欲しい」

今、そうなったんだよと、稔は優しくるいに語り掛けます。繋がる過去。

そして、るいはジョーにアメリカに行きたい、お母さんを探しに行きたいと言うのでした。

繋がる過去。

お母さんとの思い出の欠片を集め、最後にお父さんに背中を押されたるい。

こんなにも素敵な回になるとは、思いませんでした。



来週の予告

デッパーマウスブルースに健一の孫が登場しました。

その時、おはぎを買ってきたのですが、その包装紙に「たちばな」の文字がありました。

現在のたちばなは、誰がやっているお店なのか?

そして、重要なキーパーソンのきぬちゃんは出てくるのか?

繋がる過去、そしてこれからの未来はどうなるのか?

次週予告はこちら



タイトルとURLをコピーしました