東京の叔母さん ちむどんどん(7) ネタバレあり

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東京の叔母さん の家に比嘉家の4人の内一人が行くという話しがありました。

それから8年が経過しましたが、その東京の叔母さんが見つかったようです。

以降、ネタバレを含みます。

父・賢三の名前が出てきた東京編

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10連勤

暢子のイタリアンレストラン・フォンターナでの仕事が始まりました。

まずは雑用ですが、皿洗いをし、皿を割り、言いつけられたことが覚えられず、忙しく働いています。

フォンターナは、大盛況です。ランチ時には行列ができます。

それでなくても、フォンターナは月に1回新メニューを出していて、それを売りにしていました。

ランチ営業後の賄いの時間が、休息の時間です。しかし、半人前なのに2人前食べるのかと怒られてしまいます。さらに、食べ過ぎて眠くってしまいます。

朝8時から夜10時まで働く過酷な日を10日間過ごさなければなりません。

そして、5日目には、目覚ましで起きられず、ついに遅刻。

「持ってあと2日ですかね」

そんな暢子に聞こえるように噂されていました。

オーナーの大城房子は、「ちょっと因縁があるのよ」と言って、暢子に厳しくあたります。

休日

やっと10日間働いて、もらった休日。

同級生の早苗が遊びにきていました。

「大学はまあまあだけど、下宿が親戚だから門限あるし、家より気を使う」

他にも、名前の呼び方が苗字なのも沖縄と違うようです。同じ苗字だと、年齢に関係なく名前で呼び合うのは、地方のあるあるかも知れません。

暢子は、家族の写真を見て、山原が恋しくなっています。

そんな日、やんばるからの客人だと三郎が連れてきたのは、豆腐屋の智でした。

縁談

沖縄では、縁談の返事をしかねている良子。

喜納金吾がきて「プロポーズの答えは急がない」と言いますが、ぐいぐいと迫ります。

自分のことは自分で決めると良子は言いますが、気持ちは揺れまくっています。

家族のことを考えれば、喜納に嫁入りするのも悪い話しではありません。

しかし、石川博夫が好きなのです。

ただ、お互いが好きだとわかっているはずですが、そこから一向に進む気配はありません。

出稼ぎの現状

「一日中立ちっぱなし、いっぺんにいろんなことを言いつけられて、沖縄の言葉を笑われる」

下宿先の居酒屋「あまゆ」で常連たちに愚痴る暢子。

楽しく、仲良く働けると思っていましたが、現実は厳しいものです。

しかし、沖縄から出てきた人や、地方から東京へ出てきた人達も、厳しさで言えば変わらないようです。

「19歳で沖縄から出てきて、港で一日中荷下ろし。
 給料の仕組みもわからないまま、6畳間に5人押し込められて、高い下宿代取られて」

あまゆの店主・順次も最初は苦労したようです。

きつい仕事して三線の音に涙したり、年に1度の沖縄相撲だけが楽しみという生活だったようです。

豆腐屋の智も、鶴見に来る前に大阪で1週間働いていました。

「朝から晩まで、工場の廃液運び。すぐにもらえる仕事は、キツくて危険なものばかり」

そういう労働環境が普通だった時代でした。

復活の暢子

「正直、明日仕事に行くのが嫌になってました」

暢子はあまゆの外で、三郎と話しをします。

しかし、自分だけではなく、他の人達の苦労話しを聞いて、少し元気になったようです。

三郎は、暢子に「お父さんも、暢子ちゃんと同じ歳の頃、同じようにここで働いてた」と教えます。

暢子は父・賢三に聞きたいことがたくさんありました。しかし、もうそれは叶いません。

そんな時、三郎の妻・多江にシークワーサーもらいます。シークワーサーがあれば、暢子は無敵です。

次の日、フォンターナのスタッフが暢子が来るか来ないかを賭けていました。

しかし、暢子はそんなスタッフより早く来て、しっかり働いていました。

「おはようございます、ホールの窓拭き終わりました」

博夫へ報告

「婚約してもいいのかなって思い始めてるんです」

そう言う良子に、博夫は冷静です。

「おめでとう、君が出した結論だろ」

婚約すれば、二人で会うことも後ろめたくなると言う良子に、博夫はだた「そうだね」と返すだけ。

「今日で最後、これで終わりでいいんですか?
 私は、もっと博夫さんと話し合いたいと思ってました。
 沖縄の子供達の未来、私達の未来も・・・」

勇気をだして言った良子ですが、博夫に響いているのかわかりません。

「君の決断を尊重し、新しい門出を祝福する」

そう言って、もう一杯酒を奢ると言う博夫に良子は失礼しますと言って立ち去りました。

しかし、良子だけでなく、博夫も気持ちは一緒だったのです。

良子が出て行ったあと、深酒して酔いつぶれてしまいます。

そして、良子はバスに揺られながら、静かに泣いていました。

やる気・元気・暢子

厨房ではいろいろな言葉が飛び交います。

「パセコン、やっておけよ」

パセリのコンカステ(粗みじん切り)のことです。

「ビネガーとリモーネを下さい」

お酢とレモンです。今では聞きなれた言葉になっている物もありますが、沖縄からきた暢子には覚えることがいっぱいです。メモを取り、見ながら、仕事をこなします。

「次の野菜を入れるタイミングってどうやって決めるんですか?」

シェフの二ツ橋に質問をしたりしています。そんな暢子に二ツ橋は優しく教えてくれます。

「野菜の汗を見る」

煮ている野菜の状態を見て、次の野菜を入れるタイミングを決めるのです。

そんな二ツ橋と暢子のやり取りを見ている房子。

「簡単には辞めそうにないですね」

二ツ橋に暢子のことをそう言われていました。

賄い担当

今日の賄いはカツ丼です。

「油の温度と加熱時間を調整して、肉が柔らかくなるようにしました」

かつ丼を食べると、暢子はびっくりします。

「でーじまーさん、卵もふわふわ」

その賄いは、ただのご飯ではなく、料理の腕前を披露する場になっていました。いわゆる、昇級審査になっています。

それを聞いた暢子は、二ツ橋に掛け合います。

「シェフ、うちにも賄いを作らせて下さい」

しかし、決めるのは房子です。

「ダメ、まだ早い」

そう言って、あっさり却下されてしまいました。

暢子の不満

「思い出しただけで、わじわじする」

賄いの担当に志願したものの、あっさり一言で却下された暢子。居酒屋あまゆの常連たちに愚痴っていました。

「フォンターナの大城房子、鼻っ柱の強い金の亡者と評判さ」

そんな話し、どこかで聞いたような・・・。

しかし、房子は三郎さんの知り合いです。以前は、県人会にもいたようです。

「成功したら県人会を辞めて、助け合いの精神を忘れたわけさ」

そういう噂は、欠席裁判ではありがちです。

そんな噂を聞いて暢子は、正々堂々勝負を挑んでやると意気込みました。

ペペロンチーノ

今日の賄いはペペロンチーノでした。

しかし、「ダメ、バランスが悪い」と房子に一喝されます。

そこへ暢子が立ちふさがります。

「待って下さい。うちも食べましたけど、美味しいと思いました」

聞いてないと言われ、退くように言われますが引きさがりません。これで大丈夫と言う暢子を房子は一喝します。

「あなたに何がわかるの!あと10年1日も欠かさず料理やってからいいなさい」

しかし、暢子も負けてはいません。

「オーナーは自分で料理しないのに偉そうです」

そういうと、暢子はペペロンチーノをどちらが上手に作れるか勝負して欲しいと房子に言います。まだ入ったばっかりで、なんという口のききようでしょう。びっくりします。

「わかった。あなたが勝ったら賄い当番に入れてあげる。ただし、負けたらあなたはクビ!」

強気の暢子と房子の勝負が決まりました。

そして、暢子はペペロンチーノの試作品を作ってみます。

しかし、なかなか上手くいきません。試作品第7号でようやくわかりました。ペペロンチーノは奥が深くて難しいってこと。

良子の決断

暗い顔で帰ってきた良子は、家の前で気持ちを切り替えて明るい表情で家に入ります。

「お母ちゃん、歌子。うち、金吾さんと結婚する」

そして、仲人の善一さんにも伝えてきたと言います。

しかし、歌子は思う所がありました。

「名護の手紙の人(石川博夫)はいいの?」

もう終わったことだからと言う良子ですが、話す言葉は歯切れが悪いのでした。

「うちの幸せはもうそこにはない」

ただそう言って、諦めたことを伝える良子でした。

賢秀は相変わらず

ある朝、食事をしている比嘉家の前にあの男がやってきました。

賢秀です。どうやって東京に帰って来たのかわかりませんが、沖縄と東京を行ったり来たりしています。

そんな賢秀を見て、お母ちゃんは大喜びで迎え入れます。

しかし、賢秀のしたことは忘れてはいけません。ただ銀行から借りていたお金をボクシングジムから借りるようにしただけです。そして、そのお金の問題が良子の結婚に大きく関わっているのです。

そして、以前大暴れしたハンバーガー屋に金吾の父親を呼び出します。

良子の結婚をネタにお金をもらおうという算段です。

「過去の男です。もちろん、別れているんですが、最近また良子に付き纏っている訳です」

そう言って、手切れ金を渡して、付き纏いを止めさせると交渉しています。ただの詐欺です。

「花嫁の兄として、金吾くんと良子の結婚を上等に進めます」

そういうと、手切れ金10万円を用意することを父親に約束させました。

最後に、その付き纏っている男の名前を聞かれます。しかし、賢秀は良子が好きな男がいることはわかっていますが、その名前まではわかりません。

「中村?」

どこから出てきたんだ中村。

歌子の思い

石川が勤務している小学校に歌子がやってきました。

「あの・・・石川さんですか?」

突然話しかけられてびっくりする博夫。そうですけど、と答えます。

「幸せですか?」

何の脈略もなくそう言われて、びっくりします。そう言う勧誘に興味ないと言って離れようとします。

そして、博夫は察します。

「ひょっとして、でーじ恥ずかしがり屋の良子の妹?」

良子から歌子のことを聞いていたようです。歌子は、恥ずかしがり屋ですが、強い意思を持ってやってきていました。

「ねえねえが結婚してしまっても、幸せですか?幸せじゃないなら、ねえねえを止めて下さい」

それだけ言うと走って去っていきました。

ソーミンチャンプルの思い出

良子は勉強はできましたが、料理は不得意です。今日もソーミンチャンプル作って失敗していました。

そこで、良子は暢子に電話をして、作り方を聞きます。

暢子は、暢子が作っているソーミンチャンプルは、お母さんの味だと言うのです。

昔、良子が中学生の頃、良子がご飯を炊くのを失敗したことがありました。

その時、賢秀に「いくら勉強ができてもご飯も炊けない女は結婚もできないよ」と言われて落ち込んでしまいました。

その時、まだ生きていた父・賢三が良子に話してくれました。

暢子の肉も入ったソーミンチャンプル食べたくて

今それどころじゃない

お母ちゃんのソーミンチャンプルだよ、

覚えてない?中学生の時ご飯炊くのを失敗して

「大丈夫。良子は、誰よりも家族思いで、心がとっても綺麗だからお父ちゃんが保証するよ。
 良子はいつか大好きな人と結婚して必ず幸せなお嫁さんになる」

そう言われたことを思い出して、海を見ながらまた悩んでしまいました。

両家の顔合わせ

顔合わせ

ある晴れた日、比嘉家と喜納家の両家が集まって、比嘉家で顔合わせです。

良子と金吾が結婚したら、喜納家の敷地の中に新居を建てるつもりのようです。

さらに、車と家財道具一式、最新型のカラーテレビも注文したと言っていました。

簡単な顔合わせが終わったと会がお開きになる前、金吾は良子に婚約指輪を送ります。

良子の指に指輪をはめようとしたその時、博夫がやってきました。

「来てくれた」

歌子だけは信じていました。

博夫の思い

そこで困ったのは賢秀です。付き纏っている「中村」に手切れ金を渡して話しをつけたことになっています。

「おい!中村!あんなに良子には近づかないって約束したのに!
 良子は結婚を決めた、お前は自分のだらしなさのせいでチャンスを逃してしまった、わかる?」

そう言って、博夫を追い返そうとします。しかし、博夫は覚悟をもってやってきていました。

「良子のことが好きだ!
 だけど、僕の家は古い家で、つまり、昔から順序とか役割とか立場とか前時代的なことを重んじる家で、おまけに僕も長男で、家を継ぎ墓を守っていくということが生まれた時からの宿命でつまり・・・」

つまりつまり言っていますが、要領を得ません。そして絞り出した言葉が、一番言いたい言葉でした。

「結婚したいんです!」

しかし、賢秀にあっさり拒否されます。喜納金吾と結婚すれば金銭的な問題はなくなります。しかし、博夫と結婚しても幸せにできるのかと問い詰めます。

「良子はよ、生意気で偉そうで口うるさいけど、俺の大事な大事な大事な大事な妹な訳よ!幸せにできるのか中村!」

いつもはどうしようもない賢秀ですが、妹を思う気持ちは、誰よりも強い兄でした。

「幸せにします。必ず幸せにして見せます!
 良子、俺と結婚してくれ、お母さん、お願いします。良子さんを僕に下さい」

そう言われた良子は、泣きながら「ぼってかす。なんで今更、もう遅い」とつぶやきました。

良子の結論

そして、喜納金吾に向かって「あなたと結婚することはできません」とはっきり断りました。

金吾は、良子と博夫に向かって話します。

「良子さんを、良子さんを必ず幸せにしてください。お願いします」

それだけ言うと走って去っていきました。

幸せな雰囲気に包まれている比嘉家から、こっそり逃げ出す賢秀の姿がありました。

そう言えばお金は金吾の父親からもらったんでしょうか?

対決の日・暢子のターン

営業終了後、ペペロンチーノ対決が行われました。

制限時間15分です。暢子が先行で、みんなはできるまでホールで待っています。

「ペペロンチーノは最もシンプルな分、味付けも食感も誤魔化しが効かねえからな」

スタッフにそう噂していることは、暢子は知りません。

そして、完成したペペロンチーノをホールに運んできます。

そろそろ時間ですね

うちのペペロンチーノです

匂いを嗅ぎ、見た目をチェックし、食べるみんな。

「いい出来です」

シェフに褒められます。そして、普通のペペロンチーノとは違うことに気づきます。

「沖縄の島ニンニクね」

房子は一発で当てました。そして、「悪くない」と評価していました。

対決の日・房子のターン

房子が厨房へ消えると、スタッフ達が噂をします。

房子が厨房に立っているのは見たことないとか、戦後の闇市で包丁1本持って数々の店を切り盛りした伝説の人だったとか。

二ツ橋はもう少し深く房子を知っていました。

「一膳飯屋から和食や中華、さまざまな店をやって、後年イタリアで修行した」

本場イタリアに行って修行するのは、当時は大変な事だったでしょう。房子の発言や味覚には、そういった裏付けがあったのです。

そして、出来上がったペペロンチーノに最後、シークワーサーを刻んでかけます。

そして、試食。暢子もスタッフ達も絶賛する味でした。

「うん、でーじまーさん」

「比嘉のとは比べものにならない」

房子は言います。

「料理の基本は、目の前の材料の魅力を最大限生かす、そして何より食べる人のことを大事に考えること」

カムカムエブリバディでは「あんこの呪文」がありました。それと同じです。

勝負の結果

負けを認めた暢子ですが、負けたとなると辞めなければなりません。

「負けたらクビでもいいと言ったのはあなたでしょう?」

暢子は「負けるとは思ってなかったんです」と言って謝りました。

そして、辞めない代わりに房子から条件を出されました。

「条件がある。何があっても泣かないこと、私に対して質問や口答えは一切しないこと、私の命令は絶対、できる?」

できますと言って、条件を受け入れました。

房子は二ツ橋に暢子の仕事を増やすように言います。検品と伝票管理を加えて、さらに賄い当番のシフトにも入れておくように言います。

勝負には負けましたが、賄い当番に入れてもらえることになりました。

半年後

暢子は良子の結婚式のために沖縄に帰省しました。

「でーじ綺麗」

そう言われる良子は、和装でした。

その頃、賢秀は良子の結婚式にもでず、千葉で養豚の仕事をしているようです。

そして、帰ってきた暢子に智が告白しようとしたその時、三郎がやってきて雪が降っていることを伝えます。暢子にとって初めての雪です。

「これが雪。雪が積もったら、雪だるま作って、雪合戦しよう」

そう智に言うのでした。

東京の叔母さん

暢子の父・賢三が亡くなった時、比嘉の子供一人を引き取ってもいいと言った東京の叔母さん

その人柄は、「気難しくて、金の亡者だという噂」でした。

そう言うこともあってか、沖縄の人達とは親戚づきあいをしていないと言っていました。

これ、誰かににていませんか?

大城房子です。鶴見の居酒屋あまゆの常連たちに「鼻っ柱が強くて、金の亡者」と言われていました。

そして、比嘉賢三との因縁。暢子にキツく当たるのは、当時やってくるはずだった暢子がドタキャンしたからではないでしょうか?

そんな雰囲気がしているだけで、まだ賢三との関係もわかっていません。

もし、賢三の姉や妹だったら、県人会会長の三郎が何か言ってもおかしくはない気がします。

わかるのは、まだ先の話しのようです。

最後に

ドタキャンばかりする比嘉家ですが、感情移入するのが難しいです。

東京に行くと言った暢子はバスから降り、結婚すると言った良子は顔合わせで断りました。

どんでん返しと言えば聞こえはいいですが、やっぱりドタキャンですよね。

それにしても、やっぱり喜納金吾は良いやつでした。

そして、来週はどうやら、和彦が出てくるようです。

暢子は結局クビ?

歌子がオーディションにでる?

盛りだくさんの内容ですね。

来週の予告

なんだかんだ言って、来週も楽しみです。

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