儲け話し ちむどんどん(4) ネタバレあり

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儲け話し には、今も昔も注意が必要です。

そんな危うい雲行きになっている、ちむどんどん第4週のまとめです。

先週の暢子の就職問題

ちむどんどん公式HP

暢子のヤング大会

もやもや

朝の食卓では、暢子の就職活動が話題になっていました。

賢秀のせい(おかげ?)で、働くことになっていた会社を辞退してしまいました。

その後の就職活動は上手くいっていないようです。落ちた会社5つ?6つ?。。。

そして、自分は何をしたいかわからないので、もやもやしている暢子。

そんな時、学校で陸上部のキャプテン・新城正男まさおに、部員に活を入れるために勝負して欲しいと頼まれます。

しかし、暢子はそんな気分ではありません。

正男に「ブツブツ言ってないで体動かせ!」と言われて、逆に活を入れられる暢子でした。

友人の早苗は、正男が暢子のことが好きだと言います。

しかし、暢子は全く相手にしていませんでした。

「まさか、ありえん」

産業祭りのヤング大会

地元の企業が協賛して開催される「北部産業祭り」が開催されます。

その中の「ヤング大会」は、周辺の5つの高校が参加し、地元の特産品を使って料理を出す大会です。

優勝を決めるのは、来場者の人に食べてもらって、投票で決まる方式です。

そのヤング大会には、暢子が面接を受け、まだ結果がきていない内間食品の人がやってくるようです。

「優勝も就職も決める!」

そういう暢子は、得意な沖縄そばを作ってヤング大会に出品する予定です。

お母ちゃんの苦悩

「早苗、誘ってくれてありがとう。やっぱり料理は楽しい」

そう言って、暢子はヤング大会の試作品を作っていました。

その時、正男が暢子を呼び出します。

「この前はごめん、言い過ぎた」

そう言う正男に感謝していると伝えます。

正男は、高校を卒業したらブラジルに行って親戚の農場を手伝うようです。

「寂しい?俺がいなかったら」

そう聞く正男に

「羨ましい、船に乗って遠くに行ってみたいさ」

そう言って、全く気がない暢子でしたが、正男はなんだか脈ありみたいな顔で去っていきました。

それを見ていた早苗は、なんだか楽しそうです。

「もう絶対だよ!暢子にぞっこんさ!」

ライバル南高校

「会場の下見がてら、挨拶しようと思って」

そう言って、南高の料理部の一同がやってきました。

早苗と南高の部長・屋良やらひとみは、ライバル関係です。

そのひとみに、早苗は助っ人を呼んだから、優勝を目指すと宣言します。

しかし、南高の部員達は、助っ人で紹介された暢子の服装を笑います。

「助っ人?このオシャレな子?綺麗なスカート」

つぎはぎのスカートをバカにされて、暢子は絶対負けないことを誓いました。

ただ、ひとみは屋良物産の娘で、屋良物産が材料を寄付くれるので、良い食材を使って勝負してくるようです。

ヤング祭り開催

ついにヤング祭りの開催の日です。

始まる前からお客さんがきていて、みんなが楽しみにしているのがよくわかります。

暢子達の山原高校は「やんばるそば」、ライバル南山原高校は「さんぴん茶の蒸しケーキ」です。

しかし、準備に時間がかかっている暢子達。汁を温めるのを忘れ、スタートが遅れてしまいました。

そして、対する南高校は、しっかり準備できていました。

スポンサーでもある、屋良物産の社長も来場しています。

まだ開店できていませんが、暢子も蒸しケーキを食べに南高校のブースに行きます。

偵察に来たのかと警戒されますが、「おいしそうだから。美味しいものは食べてみないと」と言って、ただの食いしん坊を発揮しています。

蒸しケーキについては、「甘いだけでもったいないので、ちょっと塩を足したらもっと美味しくなる」とアドバイスしていました。

開店

汁があたたまり、やっと開店です。

最初に来た親子には、高評価でした。

「出汁が上等」

そう言われて、どんどん楽しくなる暢子でした。

売れ行きもよく、南高校に追いつきそうな時、問題が発生しました。

設置した場所が南高校の場所だと役員に言われてしまいます。

早苗は、役員に手を回して、場所を移動させることにしたんだと勘繰ります。

しかし、南高校側は「証拠はどこにある」と反論します。

そんな状況に暢子は「場所はどこでもいいさ」と言って、受け入れるのでした。

賢秀の口上

実際には、スポンサーの屋良社長に気を使った役員が、南高校に有利になるように配慮したためでした。

暢子は、そんな状況でも、南高校に同情的です。

「南高校もかわいそう。ケーキ、すごく美味しかった。あの子達もちゃんと味で評価されようと思って、うちらと同じように準備してきたわけさあね」

しかし、暢子達が移動させられた場所は、陰の方。人通りが少ない場所です。

その時、賢秀と智と早苗のお父さんがやってきました。

そして、賢秀は人肌脱ぎます。

「さあさあさあ、ご来場の皆さん!今日はどこでも美味しい物が盛りだくさん。
 中でも、食べ逃したらもったいないのが、この一品。
 山原高校料理部謹製、やんばるそば。
 みんな大好き、やんばるそば。
 地元でとれた食べ物を贅沢たっぷり盛り込んだ、本日だけのスペシャルそば!」

そう言って、そばを食べて見せます。

それに釣られて、お客さんがどんどんやってきます。

智も一緒に呼び込みをしてくれます。

またトラブル

点数が南高校に肉薄する状況まで、盛り返した暢子達。

南高校もやんばるそばを食べにきてくれました。

しかし、ここでまたトラブル発生。

汁の入った鍋を下級生が倒してしまいます。

「大丈夫、なんとかするさ」

そういう暢子に、やってきた歌子がシークワーサーを食べさせます。

シークワーサーを食べれば「無敵」になる暢子。残った材料から、作れるものを考えます。

そして、食べたいと思っていたナポリタンを作ることを考えます。

やんばるナポリタン

暢子は、スパゲッティは作ったことはありませんが、チャンプルを応用すればできると思っています。

違うのは、麺と味付けだけ。と言いますが、それだけではないはず。しかし、汁がない今は、暢子のアイディアしかありません。

そして、できた試食をみんなで食べみます。試食品は美味しいようです。

そこで、賢秀がやったように暢子なりに呼び込みをしました。

「みなさーん!注目!
 山原高校料理部が美味しい料理を用意しました!
 名づけて、やんばるナポリタン
 山原の野菜がたっぷりの、ちょっとオシャレなスパゲティ」

呼び込みの甲斐があって、大好評となりました。歌子も手伝ってくれます。

そんな暢子を見て、お母ちゃんもニコニコしています。

その時、内間食品の人事課長を紹介されました。

「実に生き生きと働いてる」

そう言って、暢子を採用したいと言ってくれました。

結果発表

一等賞は山原高校!

そして、暢子はライバルの南高の部長と握手をします。

「やんばるそば、美味しかった。今度ナポリタンも食べさせて」

ライバル高校ですが、そう言ってもらって、嬉しそうでした。

そして、表彰式で代表者から一言で、部長の早苗から暢子が指名されます。

困った暢子ですが、今の思いを話し出します。

「美味しいものを食べるのも最高だけど、食べてもらうのも最高です。
 でーじ、ちむどんどんしました!
 就職活動中なんですけど、自分のやりたいことがわからなくて、もやもやして、自分にわじわじしてからに。。。」

言葉に詰まる暢子。

会場のお客さんや関係者に応援され、言葉を絞り出します。

「うちは、レストランで働きたい!
 東京に行って料理人になりたい!コックさんになりたい!
 やりたいこと、みつかりました!たった今、みつかりました!」

みんなの喜ぶ顔を見て、料理人になる夢を見つけたようです。

しかし、内定をもらった内間食品はどうするのでしょう?

良子の恋

博夫からの手紙

朝、お母ちゃんから手紙がきていたことを伝えられ、焦って一人でバタバタしてしまう良子。

送り主は、石川博夫ひろおです。

家から出ると、ルンルンでスキップしてしまう良子がかわいいです。

そして、手紙を読んだ良子は、博夫の勤務先の名護東小学校に行きました。

学校から出てきた博夫に借りていた本を返し、手紙のお礼を言う良子。

そこに、博夫と同じ学校に赴任した東江あがりえ里美さとみがやってきました。

里美は、勉強の進め方の相談をする前に、恋愛映画を見に行こうと博夫を誘います。

「良子も行く?」

そう聞く里美に、用事があるからと断り、良子は帰りました。

喜納金吾

博夫と里美のことを思い出して、学校でモヤモヤする良子。

そこに、良子のことが大好きな喜納きな金吾金吾がやってきます。

「やんばる高校の産業祭り、俺と一緒に・・・」

全部言い終るまえに、良子ははっきり断ります。

「行きません!」

映画や食事など、何に誘っても良子は、

「行きません!」

ただ、恋愛映画に関しては、

「恋愛映画は、一生見ません!!」

そして、金吾を追い返していました。

そこに、博夫からの手紙が届きました。

「良子と本の感想を議論したいです」

読んで、もやもやが晴れ、心がときめく良子でした。

里美の逆襲

良子と博夫は、名護のバンバーガーショップで本の感想を議論していました。

その博夫に予定を聞く良子。

「うちの近くで産業祭りがあって」

それに対して、博夫は

「一緒に行く?」

そう言ってくれて、舞い上がる良子。

そこにライバルの里美が突然やってきました。

里美も勉強会のメンバーですが、今日は良子と博夫だけで、のけ者にされてしまった里美。

いじわるそうな表情で、博夫を移動させ、良子に囁きます。

「今度、博夫の両親に挨拶することになった。
 結婚式には必ず招待するから、来てよ」

それを聞いた良子は、ショックのあまり帰ってしまいました。

博夫

産業祭りに突然博夫がやってきました。

そして、良子を見つけ、二人で話します。

「里美には、昔の学校の話しを聞きたいと言われたから、親を紹介すると言っただけ。
 親父もおじいも教師だったから。
 里見とケンカした。里見が俺と結婚するって言ったんだろ?それで腹が立って」

里美がぐいぐい来ていて、博夫も困っていたようです。

良子にそれを話し、良子も安心したようです。

そして、博夫が告白?

「俺と、けっ・・・勉強会やろ。沖縄の子供達のことを考えよう」

結婚までは言いだせなかったですが、二人の関係はちょっと進展したようです。

歌子の歌と恋

響子先生とのバトル

歌子は、朝早く学校へ行き、ピアノを触ったり歌ったりしてるようです。

その日も、一人で音楽室に行き「あの素晴らしい愛をもう一度」を歌っていました。

その時、扉の所には、下地しもじ響子きょうこ先生がいて、歌を聞いていました。

それにびっくりして、逃げ出す歌子。

また響子先生との追いかけっこが始まります。

「あ、マングース」

そう言って、響子先生の注意をそらし、歌子は逃げ切ることができました。

智さとるへの思い

豆腐屋の智は、名護のハンバーガーショップで働いていました。

そして、店長に芋を揚た「フライドポテト」を提案しました。

元々は、ハンバーガーを食べにきた暢子の発案でした。

「仕入れどうするの?」

そういう店長に、自分がやると宣言し、「安くてもう一品欲しいと思っていたんです。成功したら給料あげて下さい」と言っていました。

そして、近所の畑の持ち主に粘り強く交渉する、智。

芋を買えた智に、歌子は「商売で成功する。私が応援してるから」と、遠回しですが気持ちを伝えます。

しかし、智には届きません。

「暢子に名護の店にきてって言って、暢子の一言のおかげだから」

そう言い残して帰る智にもやもやする歌子でした。

響子先生のお願い

「ごめんください!」

比嘉家に突然やってきた響子先生。

いつものように逃げる歌子。

そして、響子先生は気にせず家の中に入ってきて、歌子を探します。

そこにお母ちゃんと良子が帰ってきました。

「歌子の歌を聞きたい。産業祭りで歌って欲しい」

そう言って帰っていく響子先生。

歌子は、響子先生は嫌いじゃないけど、人前で歌うことなんかできないと言います。

歌子の応援

智が産業祭りに来ていた店長と話しています。

「給料、何かの間違いですか?フライドポテトが成功したら、給与上げてくれるって話でしたよね?」

給料は上がっていなかったようです。それに対して、店長は

「俺は考えておくといっただけ、仕入れの金は誰がだした?悔しかったら自分で店やれ」

そう言って去っていきました。悔しい智。

そんな時、歌子が響子先生に見つかりました。

ただただ逃げ回る歌子。

その時、ぶつかった智に匿われて、逃げ切ることができました。

そして、智は歌子に思いを話します。

「いつか絶対、豆腐屋じゃない自分の店をもつ。社長になる」

そんな智を見て、歌子は応援すると再度伝えました。

賢秀の儲け話し

怪しい我那覇

「にいにも働いて」

良子にそう言われている賢秀ですが、「タイミングを待ってるさ」と言って、全く相手にしません。

そんな賢秀ですが、智が働いているハンバーガー屋にやってきます。

「ドカンと儲ける時代」

何かあれば、そう言っている賢秀ですが、全く計画性はありません。

そんな時、我那覇がなはさんを紹介されます。

金融関係の仕事をしている実業家ということです。

「秘密、守れるタイプだよな?」

そう言われて、頷く賢秀。

自分で「人を見る目には自信がある」という我那覇を信用してはいけません。

儲け話し

賢秀が聞いた儲け話しは、こうです。

  • 沖縄が返還され、ドルを円に換える必要がある
  • 固定レート(1ドル360円)から変動レート(1ドル300円ぐらい)になると損をする
  • 琉球政府と太いパイプがある
  • 特別レートで1ドル720円(2倍)で交換してくれる
  • 政府の「とある機関」に持って行くと特別レートで換金できる
  • その「とある機関」は、政府の機密で教えられない

我那覇からは、「政府発行のドル円特別レート交換権利証明書」を見せられました。

しかし、見せられた時間は短時間で、英文だったので本当かどうかは怪しいです。

というか、嘘ですよね、それ!

ただ、大口でないと受け付けられないといいます。

「1万ドルから受けているが、特別に1000ドルから受けてやる」

比嘉家の反応

「そんなわけないでしょ」

冷静な良子は完全に信用していません。これが当たり前の反応です。

「うちは反対。勝手にお母ちゃんに話さないでよ。にいにに頼まれたら賛成してしまう」

そう言って仕事に出かけます。

そして、仕事から帰ってくるお母ちゃんを待っている賢秀。

「良子達にはナイショで頼みがある」

「どうしたわけ?」そう言って話を聞くおかあちゃん。絶対のるな、これ。

かき集めたお金

賢秀がお母ちゃんに頼んで、親戚から借りて、家じゅうのお金をかき集めた結果が、960ドルでした。

300円換算でも約28万円。貧乏な比嘉家には、大金です。

しかし、我那覇は「困ったな。最低の最低が1000ドルだからな。。。」

そう言って渋っています。

「俺の母ちゃん、畑に売店、夜は内職で、何年も働きどおしだから、この通りです」

そう言って賢秀は頭を下げます。ちゃんとわかっているなら、働いてくれよ、賢秀。。。

我那覇から預かり書をもらっていましたが、住所も書いていない、とても怪しいものでした。

「この金を2000ドルにしてここに持ってくるから」

そう言って我那覇は去っていきました。

良子の反応

畑から帰ってきたお母ちゃんに、良子は問い詰めます。

「まさか、お金貸してないよね?」

お母ちゃんははぐらかそうとしますが、叔父さんに借りて渡したことを認めました。

「信じてる、賢秀もみんなのことも。万が一の時には、預けたお金が返ってくるって言うから」

そんなお母ちゃんにあきれる良子でした。

しかし、たぶんお母ちゃんも、怪しい話しだとわかっているのです。ただ、子供を信じないなんてことができないから、話しに乗ってしまったんです。

お母ちゃんは、昔からそういう人でした。

父が亡くなり、母親が病気で寝込んで困っていた智の家に料理を持っていったりしていました。

そんなお母ちゃんを責めることなんかできません。

我那覇の正体

賢秀は、トイレで喜納金吾と出会いました。

喜納金吾にお金を借りていましたが、賢秀はまだ返していないようです。

「あれは借りたんじゃなく、おごってもらった。
 でも、これでおごってもらうのも最後」

そう言って、預けたお金が倍になると思っている賢秀です。

そして、喜納金吾が儲け話しのことを賢秀に話します。

「うちの工場にも、今なら特別レートで円とドルを交換できるって話しを持ちかけてきて、親父が警察に確認したら、前科者の詐欺師だった」

全く同じ話しです。しかし、賢秀は認めません。

「俺の話は詐欺じゃない、ちゃんと預かり証もある」

そう言って見せた預かり証の名前をみて、

「我那覇!こいつさ、親父の工場に来た詐欺師!」

やっぱり詐欺師でした。

最後に

結局、賢秀は騙されただけでした。

ただ賢秀は、比嘉家を金持ちにしたいと思う純粋な気持ちで信じたのです。

しかし、そんな上手くはいきません。そして、ちょっと考えればわかりそうな話しです。

その騙された影響が比嘉家にどんな影響を与えるのでしょうか?

そして、やりたいことを見つけた暢子は、東京へ行くことができるのでしょうか?

次週の予告

また一波乱も二波乱もありそうです。

良子の恋は?歌子は歌うのか?来週も楽しみです。