笑顔のフライト 舞いあがれ(11) ネタバレ

朝ドラ映画・ドラマ
朝ドラ

笑顔のフライト は第11週のサブタイトルです。

プリソロチェックが終わり、脱落者が出てしまいました。

そして、柏木からの告白に戸惑う舞。返事はまだしていません。

課題を克服するために着陸の特訓を受けましたが、発熱もあってみんなからはだいぶ遅れてしまいました。

心配なことも多い、第11週のまとめです。

舞あがれ!公式HP

主な登場人物

岩倉舞   福原遥     パイロットを夢見る学生
梅津貴司  赤楚衛二    舞の幼馴染、元システムエンジニア
望月久留美 山下美月    舞の幼馴染、看護師

才津祥子しょうこ  高畑淳子    舞の祖母でめぐみの母
岩倉浩太こうた  高橋克典    舞の父
岩倉めぐみ 永作博美    舞の母
岩倉悠人はると  横山裕     舞の兄、ヘッジファンド

柏木弘明  目黒蓮     同期。航空一家
矢野倫子  山崎紘菜    同期。帰国子女
中澤真一  濱正悟     同期。妻子持ち
吉田大誠  醍醐虎汰朗   同期。母子家庭
水島祐樹  佐野弘樹    同期。御曹司
大河内守  吉川晃司    フライト過程教官

梅津勝   山口智充    貴司の父。浩太の幼馴染のお好み焼き屋
梅津雪乃  くわばたりえ  貴司の母。勝の妻
望月佳晴  松尾諭     久留美の父。元ラガーマン

第11週のストーリー

教官を変える

柏木の部屋で二人になると、舞は教官を変更することができると、柏木に言われます。

「ちょっと考えさせてもらえませんか?」

舞は、大河内と二人で話した時のことを思い出すと、教官を変えようと思うことができません。

「もう時間がない。早く教官を変えて訓練に集中しないと。最終審査に間に合わないかも知れない」

しかし、柏木は舞のことを考えて、最終審査のためにも早く決断するべきだと迫ります。

「もしかしたら私、大河内教官のことを勘違いしてたんかなって。もうちょっと大河内教官の元で頑張りたいです」

舞はそう言いますが、柏木も引きません。

「大河内教官は学生に興味がない。水島の時だって。。。もう訓練の時間だ。この話はもう一度ちゃんとしよう」

訓練再開に向けて

倫子、吉田、中澤が談話室でノートを見せてくれました。

「僕たち岩倉さんよりちょっと先に進んでるから、野外航法とかわからないことがあったら何でも聞いてね」

吉田は優しくそう言ってくれました。そして、倫子も心配してくれています。

「大丈夫、すぐに追いつけるって。セカンドソロの領域は決めたの?」

倫子に聞かれ、舞は「HK2-1です」と答えました。

「結局教官は変えてもらわないのね?しんどくなったらちゃんと言うのよ」

みんなの優しさに嬉しくなる舞でした。そして、倫子たちも翌日の訓練に向けて準備をします。吉田は、領域に関するノートを舞に貸してくれました。

倫子たちが席を外すと、柏木がやってきました。

「岩倉、これ明日の航空情報。山下教官と話してきた。教官の変更を申請して結論が出るまで2週間かかるって。俺は変えた方がいいと思ってる。岩倉もそう思ったら、すぐ言ってくれ」

恋バナ

舞が夜、勉強していると着信が入ります。相手は久留美でした。

「ほんで、結局どうなった?柏木さんのこと。もう返事したん?私ずーっと気になっててんで。舞、初めての彼氏できたんかな、もうデートしたんかなって」

しかし、舞はまだ答えていませんでした。

「彼氏って。まだ返事もできてへんし。すぐには応えられへんやん」

そう舞が言うと、久留美は何日も待たせていることを「あんた、ええ女やな」と言うのでした。

そんな冗談に怒る舞ですが、久留美の近況も気になります。

「ちょっと気になる人はおるけど。おんなじ職場の人なんやけど、いっつも差し入れしてくれんねん。美味しいサンドイッチ」

それは、医師の八神のことでした。

忙しい勉強の中、久留美と恋バナをして、楽しそうな舞でした。

2回目のソロフライト

舞は、みんなの訓練から少し遅れていて、今日2回目のソロフライトに挑みます。

訓練前のブリーフィングで、天気図を基にソロフライトができると言う舞。しかし、大河内は天気図を見て、一瞬躊躇します。それでも、「わかった」と受け入れました。

飛び立つ舞。順調かと思われた訓練ですが、横風が強くなってきました。

「マズイかもな。大河内教官、風向きが変わりました。現在120度、9ノット。13ノット以上で着陸の限界を越えます」

管制官は大河内にそう報告しました。大河内はすぐに無線で舞に知らせます。

「訓練を中止して空港に戻れ。風が変わってきている」

舞はすぐに戻ることにしました。

釧路空港に変更

風の変化に伴って、訓練生はみんな空港に帰ってきました。あとは、舞だけです。

「制限値を超えだしました。13ノット」

大河内はすぐに舞に連絡しました。

「今、横風が制限値を超えている。現在地はどこだ?」

舞は「池田上空」と答えました。そして、大河内は風が収まるまで、駒畠上空で待機するように舞に伝えます。

しかし、待機していても一向に風は収まりません。そんな時、大河内から無線が入ります。

「帯広空港への着陸は諦める。釧路空港へ変更だ」

舞は、一人で釧路空港へ向かうことになりました。地図を広げ、不安になります。

「燃料はある、大丈夫。けどもし、釧路も風が強くて降りらえへんかったら。。。」

舞は一人釧路に向かいながら、不安と戦っていました。

「岩倉学生聞こえるか。右を見ろ」

大河内からの無線で右を見ると、大河内の乗った訓練機が舞の近くを飛んでいます。

「釧路まで私が誘導する」

本心

大河内の誘導で釧路空港が近づいてきました。いつもより強い風に舞は不安を覚えます。

「岩倉学生、自信を持て。落ち着いてやれば、できる」

大河内と特訓した着陸です。言われたことを思い出し、舞は着陸を行います。そして舞は、ちゃんとセンターラインの上に着陸できました。大河内からも「一番の着陸だった」と褒められて涙が溢れてくるのでした。

着陸後、大河内と舞は話します。

「不測の事態は必ず起きる。それでも冷静でいなければならないのがパイロットだ」

しかし、冷静になれたのは大河内がいたからです。そう告げると、大河内は「やり遂げたのは君自身だ」と、舞の実力を認めてくれたのでした。

舞は心に引っかかっていたことを聞きました。

「教官、この前教官がおっしゃったこと。あの言葉、教官の本心ですか」

大河内は、少し説明を追加して話してくれました。

「本心だ。パイロットの適性のない学生をいち早く見極め、落とすことも私の仕事だ。水島には、その適性がなかった。だが、パイロットになれなくても、彼の人生が終わったわけではない。大切なのは、彼がこれからどう生きるかだ。彼はまた、別の道を歩んで行ける。岩倉学生、審査や訓練ばかりに捕らわれて、大事なことを忘れるな。なぜパイロットになりたいか。思い出したか?目指すべきものは、そこにあるはずだ」

そう言うと、大河内は立ち去るのでした。

ハグ

風が収まると、岩倉は帯広に帰ってきました。心配した柏木が出迎えます。そして、いきなりのハグ。びっくりした舞は、人の目もあるので離れます。

そして、柏木の部屋に行くと、大河内が話してくれたことを柏木に話します。

「大河内教官、水島さんのことをちゃんと、見てくれてはったんやと思います。学生に興味ないとか、そんなことないです。私、大河内教官の元で、最後まで訓練頑張りたいと思います」

二人が話している部屋に倫子が飛び込んできました。そして、舞を抱きしめます。後から、吉田も中澤もやってきました。

「ホンマに心配かけてすみませんでした」

舞がみんなに謝ると、中澤は「気合の円陣」をやろうと言い出します。戸惑う舞ですが、最終審査に向けて、みんなで円陣を組みました。

「最終審査、突破するぞー!」
「おー!」

みんなで笑って、最終審査に向かいます。

離婚届

最終審査に向けてみんなが訓練を受けている中、中澤はどこか集中できていませんでした。

舞と柏木が談話室に行くと、吉田が驚いた声を上げています。心配して駆け寄る舞。

「実はさ、俺。離婚することにしたんだ。今日、離婚届にサインをした。すまん、こんな大事な時に変なことを言って」

中澤の告白に驚く一同。そして、離婚届は次の休みに出しに行くと言うのです。

「あんた、ちゃんと奥さんと話してないんでしょ?」

倫子に問い詰められる中澤は、「電話に出てくれないんだ」と言うのです。しかし、倫子は電話に出なかったら、手紙を書いたり会いに行ったりできるとこはあると言います。

「電話にでないってことは、会いたくないってことだろう。それで無理に会いに行くのも違うだろう」

中澤が一人で出した結論に倫子は腹が立っていました。

「情けない。自分の中で勝手に自己完結して、そういうところが・・・・愛想つかされる理由でしょ」

そう言うと談話室から倫子は出て行ってしまいました。

最終審査まで1週間を切りました。

すっきりしそうにない

その日は雨が降っていました。最終審査まであと5日に迫っています。

部屋で舞は靴を磨きながら、中澤が出すと言っていた離婚届のことが気になっていました。

「せめてもっぺん、奥さんと話し出来たらええんですけどね」

舞は倫子にそう言いますが、倫子は「今の中澤じゃ上手くいきっこない」と言うのでした。倫子の様子を見て、言いたいことがあると感じた舞は、中澤と話しをしに一緒にいきました。

その時、ちょうど中澤が離婚届を出しに行こうとしていたところでした。舞は雨が降ってるからと中澤を引き留め、その間に倫子と話しをするように言うのでした。

吉田と中澤の部屋で話しをします。吉田はお茶を出してくれました。

中澤はもう離婚することは決めていました。最終審査の前に「余計なこと」を考えたくないと言うのです。

「私だって離婚届を出してすっきりするなら、何も言わないよ。でも、どうせ出したところで、またもやもやするんでしょ?」

そう言われて、下を向く中澤。離婚届をだしても、中澤はすっきりすることができそうにありませんでした。

奥さんの夢

「中澤は、奥さんの夢、聞いたことあるの?」

倫子に突然言われて、中澤は驚きます。中澤は夢を聞いたことはありませんでした。

「あんたはまず、最初に理解しなきゃいけないことがある。中澤が夢を追いかけられるのは、中澤が男だからだよ。もし子供を持つ女性が、突然パイロットになるって言い出したら、誰が応援してくれる?きっと止められる。母親なのにって」

倫子は、女性の立場を説明しました。しかし、中澤が決めたことではありません。そう言われて、「男が稼いで女が家を守る。そういう世の中だろ」と言い返します。

それを聞いた倫子は、いきなりお茶を中澤にかけました。

「だから私は変えたいの。変えるためにここにきたの。自分の人生を世の中に決められたくない。男も女も、関係ない。私がパイロットになりたいと思ったように、奥さんもやりたいことがあるかもしれない。中澤はこれまで、そういう話しを聞いてこなかったんじゃない?中澤だって気付いているんでしょ?奥さんの気持ちから目を背けてたってこと。逃げずに奥さんと向き合うべきだと思う。中澤ならできるよ」

それだけ言うと、倫子と舞は部屋を出ました。

中澤は吉田に迷惑をかけたと謝ります。しかし、吉田は迷惑だとは思っていませんでした。

「迷惑だなんて思う訳ないじゃないですか。矢野さんもきっとそう思ってるはずです。だから、ここにきたんですよ」

そして、中澤は妻に手紙を書くことにしました。

なぜパイロットになりたいのか

最終審査は2007年9月19~21日までの3日間行われます。

舞が勉強してると着信。先輩の鶴田でした。

「おー岩倉、元気か?テレビ見たか?イカロスコンテスト。今年のなにわバードマンは大活躍やったな。ちょっと待ってな」

鶴田はすぐに電話を替わりました。次の相手は、刈谷です。

「テレビ見とったら、岩倉が飛んだスワン号思い出したとよ。俺は忘れんけん。岩倉があんとき、みんなを連れて飛んだこと。あんときの岩倉は、スワン号を飛ばすんだって、しつこく俺を連れ戻しにきてな。おかげで俺は設計図を描き直し、玉本達も毎日徹夜。そんで鶴田は号泣たい。で、岩倉は、飛んどうとや?」

舞は懐かしく感じながら「はい」と答えました。

「それなら、スワン号の奇跡はまだ続いてるってことだい。今でも岩倉は俺たちのパイロットやけん。なにわバードマンの魂、忘れちゃいかんよ」

そこに倫子がやってきて、舞が見ていた写真は何かと聞きます。

「人力飛行機のパイロットした時の写真です。あの時、みんなの期待背負って、それにちゃんと応えたくて、とにかく必死でした。けど、空飛んでみたら、プレッシャーなんか忘れるぐらい楽しくって、空ってこんな景色なんや、こんな楽しいんやって。みんなで一緒に飛んでるから、どこまでも行けるんやなって、ホンマに嬉しなったんです」

今は倫子や同期の仲間がいて、舞は強くなれると思うのでした。

最終審査

帯広課程最終審査は、1日目「口述審査」、2日目「局地飛行(空中操作、離着陸)」、3日目「野外飛行」で行われます。

審査官は担当教官ではありません。野外飛行の際には、大河内が柏木と舞を見送りました。

舞は野外飛行中に大型ジェットで自分が飛ぶ姿を思い浮かべます。それは、初回放送の冒頭のシーンです。

無事、最終審査が終わると、大河内に報告します。

「今日、最終審査の時、将来自分が操縦する飛行機を思い浮かべました。乗客のみなさんには、それぞれ行きたい場所があって、会いたい人がいて、見たい景色があって、そんなこと考えてたら、飛ぶのが楽しくなってきました。私は、誰かの喜ぶ顔が好きです。それが、私の目指すべきものかもしれません。私は私の飛行機に乗ってくれるお客さんに、安心して喜んでもらえるパイロットになります」

大河内は「うん」と答えます。そして、柏木も夢を語ります。

「俺は、父と同じ国際線のパイロットになります。ここで出会った仲間たちと同じように信頼しあえる乗務員と世界中を飛び回って、父の背中を負います」

それを聞いた大河内は、最後の言葉を掛けます。

「プロになれば、君たちはまた苦しむかもしれない。だが、応えは一つではない。私もそう思いながら、日々飛んでいる。岩倉学生、柏木学生、いつか君たちが操縦する旅客機に乗れることを楽しみにしている」

デート

審査を無事通過し、5カ月間の帯広課程が修了しました。次は宮崎に戻って、より高度なフライト訓練を受けることになります。

食堂で打ち上げをしていると、柏木が舞を呼び出します。

「明日、空いてるか?二人でどこかいかないか?」

翌日舞は、倫子にメイクしてもらいます。

「柏木のためにメイクしたんじゃないからね。これは舞のため。自信持って、ちゃんと自分の気持ち伝えておいで」

送り出された舞は、しっかりメイクに清楚系のワンピースで、柏木の所へ向かいます。いつもと違う舞の姿に柏木は照れるのでした。

そして、二人で公園にいきました。馬に餌をやりながら、柏木の趣味の乗馬の話しをしたり、二人でアイスを食べました。夕方、綺麗な花畑で二人で話します。

「初フライトから課題もたくさんあったけど、柏木さんとか他のみんなが飛んでくの見てて、私はたくさんのこと教えてもらいました」

舞がそう言うと、柏木も同じことを思っています。

「それは俺もだ。パイロットってもっと、孤独なものだと思ってた。でも、岩倉見てると、そういうことじゃないんだって気付いた。同期として尊敬してるし、これからも一緒に飛びたいと思ってる。俺は、岩倉が好きだ」

改めて柏木が告白すると、舞も答えます。

「私も。私も、柏木さんが好きです。これからも一緒に空飛びたいです」

そして、嬉しそうに笑う二人は、夕焼けを見ながら手を繋ぐのでした。

連れてきた人

「舞、もうすぐ着くって。」

お父ちゃんとお母ちゃんは、家で舞の帰りを待っていました。しかし、家では食事をしないと舞が言っているのです。

「一緒に来るお友達が、ほんまのお好み焼き食べたがってんて」

お母ちゃんがお父ちゃんに説明した時、舞が帰ってきました。そして、一緒にきたお友達は、柏木でした。玄関で微妙な空気になります。舞は彼氏とは言わず「めっちゃ仲のいい友達」と柏木を紹介しました。

隣の貴司の家のお好み焼き屋「梅津」で、工場の人達も呼んで食事会です。

「今日は舞の前途を祝したお祝いや。そんな場にお友達が来てくれて感謝」

柏木は、学校で舞が焼いたお好み焼きを食べたのが、お好み焼きの初めてでした。そして、今回本場のお好み焼きを食べることができました。

挨拶

お母ちゃんは、柏木に舞のことを聞きます。

「柏木さん舞は学校ではどんな感じです?ちゃんとやってます?」

柏木は舞が一人で飛行機に乗っていると説明しました。

「柏木さんが、寮の部屋でいろいろ教えてくれて」

舞がそう追加情報を出すと、「寮の部屋」にお父ちゃんは反応します。

「談話室。みんながいる談話室です」

柏木が取り繕うと、なんとか場は収まりました。

「舞がパイロット目指すって言った時は、ほんま心配やったけど、こんなええ同級生がいてはるのやったら安心や」

お母ちゃんはいつまでも舞のことが心配です。その心配をほぐすように柏木が言います。

「舞さんは難しい課題にも、真剣に向き合っていました。僕は、そんな舞さんの姿に惹かれて・・・」

柏木の「惹かれて」に場が凍り付いてしまいます。お母ちゃんは助け舟のつもりで「お友達として?」と聞くと、柏木は立ち上がりました。

「いえ、その。お父様、お母様、僕は舞さんのことが好きです。真剣にお付き合いしたいと思っています。今日はそのご挨拶がしたくて、伺いました」

それを聞いたお父ちゃんは、酔っ払ってよろよろと柏木の前に出てきます。片手には、ビール瓶持っていて、みんなに止められました。

「正直に、はっきり言ってくれたこと、立派やった」

そういうと、柏木のコップにビールを注ぐお父ちゃん。

そして、東京に帰ると言う柏木に、お母ちゃんは止まっていくように言うのでした。

柏木と貴司

梅津での会が終わると、舞の部屋に柏木がやってきました。

「今日、無理言って済まなかった。でも、来て良かったよ。職人の方もかっこよかった」

舞も感謝していました。

「さっきはありがとうございました。お父ちゃんらの前で挨拶してくれて、嬉しかったです」

その時、隣の家から物音が聞こえてきました。舞が窓を開けると、貴司がいます。

久しぶりに再会した舞と貴司。その舞の後ろから柏木が覗きます。貴司はびっくりしていました。

「航空学校で・・・」

舞が柏木を紹介しようとすると、柏木が遮ります。

「舞さんとお付き合いさせていただいてる柏木です」

柏木にも貴司を紹介します。そして、貴司の短歌の話しをしました。

「帯広でな、貴司君の短歌、いつでも見える所に貼っててんで。あれええな。私にとってはチームのみんながトビウオで、ほんまいっぱい助けてもろた」

その短歌が貴司の作だったことで、モヤモヤする柏木。

「貴司さん、舞のことは僕が支えていきます。安心して下さい」

つい貴司にマウントを取るようなことを言ってしまうのでした。そこに柏木を呼びにくるお父ちゃん。柏木が行ってしまうと、貴司は舞に言います。

「ええ彼氏やな」

そんな変な雰囲気で、舞は貴司と別れるのでした。

その後

2007年12月。帯広課程を終えて、2ヶ月後。ついに新しい工場が完成し、稼働し始めました。

株式会社IWAKURAは、自動車向け部品の製造に参入するため、最新の設備を導入し、従業員の数も大幅に増やしました。いつか飛行機の部品を作ることに向けた、IWAKURAの挑戦が始まったのです。

その後舞は、訓練が順調に進みました。

2008年9月、ついに航空会社への就職活動が始まりました。

最後に

航空学校編が終了しました。

長かったような気がしましたが、たった4週だったんですね。

そして、来週はリーマンショックです。舞が就職活動を始めた2008年9月に起きたリーマン・ブラザーズの破綻がきっかけで、日本経済にも大きな影響を及ぼしました。

景気の低迷、株価の下落。。。

新しい工場を建てたばっかりのIWAKURAは、どうなってしまうのでしょう?そして、ヘッジファンドの悠人は、大損してる気がするのですが。。。

そんな時、登場するのが再生の島、五島です。

来週はまた懐かしい顔が見れそうです。

来週の予告

楽しみです。

タイトルとURLをコピーしました